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青春18きっぷの旅 2022春

寒さがようやく緩み、春の息吹が感じられるようになりましたね。
今季は特に厳冬だったので、春の訪れが恋しい人も多かったのではないでしょうか。

早春の3月2~6日、山陽本線、九州外周ぐるっと一周(一部バス利用)、山陰本線と5日間乗り鉄&地元グルメを満喫してきました。
以下、5日間分をまとめているので、お時間があるときに一気読みすることをオススメします♪

【1日目:姫路~岡山~糸崎~岩国~下関~小倉~博多】
朝から膝の上でパソコンを広げて仕事をしながら移動していたので、車窓をゆっくり眺めたり、写真を撮る暇もなかったのが悔やまれます💦

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山陽本線を下り、九州入りするのはこれで何度目だろう。
個人的には、岩国駅が新しくなり、レトロなバスが走っていることに驚きました。錦帯橋にもまた行きたいな。

【2日目:博多~大牟田~八代~川内~伊集院/枕崎~鹿児島中央】
いよいよ九州一周、反時計回りの開始。

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早朝の博多駅。
時間帯的に、駅ターミナルでの人の動きはまだ鈍いですが、列車は通勤通学客で賑わっていました。

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JR九州は特急、鈍行問わず水戸岡デザインの車両が溢れているので、素人がシャッターを押すだけでも絵になりますね♪
八代駅でJR九州から肥薩おれんじ鉄道(第三セクター)に乗り換えます。

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ゆるキャラはあまり興味ないんですけど、くまモンは好き!
この車両を目にして思わず童心に帰りました(笑)

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JR九州ではないので、もちろん18きっぷも使えません。
現在、とってもお得なフリーパスを期間限定販売しているのでオススメです!PayPayも使えて便利!

沿線は風光明媚な場所が多く、正直乗りとおすだけでは勿体ない💦
車窓を眺めながらゆったりと食事が出来るおれんじ食堂という観光列車があるくらい、肥薩おれんじ鉄道は特色のある鉄道会社で今後も応援したいです!

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車内もくまモン一色。
ブラインドを下ろすと多彩なくまモンの表情が眺められるギミックも素敵♡

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川内駅からは再びJR九州の鈍行に乗り換え。数駅先の伊集院まで向かいます。

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伊集院駅前からは、特攻基地のあった加世田を経由して枕崎駅前まで繋ぐ路線バスに乗り換え。
平日の昼間だったので、利用者は地元民が数名。終点の枕崎まで行ったのは筆者のみ。途中から貸し切りでした💦
にしても、ポスターの島津忠良さん、笑顔が眩しすぎてあやしい・・・。

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1時間半ほどで鹿児島の果て、枕崎駅前に到着。
実に10年ぶりにこの地に降り立ちました。

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カツオの街でも有名な枕崎。
10年前に来た時には、カツオのビンタ(頭の部分を甘辛く煮たやつ)を味わいましたが、今回は駅近くのスーパーで地元産の生カツオが入った握り寿司を買って列車に乗車。少し早めの夕食を楽しみました。

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指宿枕崎線は、駅票が洒落てますね!
錦江湾を横目にウトウトしていたら2日目の目的地、鹿児島中央駅に到着。

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10年前は九州新幹線で大阪から一気に来たのですが、それ以後は数年に1回ペースで鈍行訪問。今回訪れるまで、結構間があいたかも💦

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この旅のメイン(笑)しろくま🐻‍❄️
爽やかでフルーティなシロップ、それだけでもフワフワの氷が進みます♡
氷が白米、フルーツがおかず、の食べ方を推奨します♪

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むじゃきの本店で食べたかったのですが、閉店時間の関係で鹿児島中央駅前のアミュプラザ店で今回はいただきました。
メニューを見てしばらく迷いましたが、滞在期間が短く1回しか食べられないので元祖を注文。次回は数種類食べられるくらいの滞在期間が欲しいです。

【3日目:鹿児島中央~隼人~吉松~都城~宮崎~延岡】

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コロナに負けず。こういったユーモアは忘れたくないですね。
この日は朝がゆっくりだったので、ホテルで朝食を軽く済ませました。

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車窓から桜島を拝む🙏今回は煙ほぼ無しでした。

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隼人で路線が分岐。肥薩線側の吉松行きに乗り換え。

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この路線ならでは❣️の名駅舎たちを眺めているうちに終点まで到着しました。吉松から先、人吉まで早く復旧することを祈りつつ・・・

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旅立つ前に予習しておいたお店、あら木へ。
隠れ家っぽい佇まいに、期待が高まります。といっても、車窓からすでにラーメンの幟が幾つも見えるので、隠れきれてはいないですが(笑)

ご夫婦で経営されているようで、お二人の人柄の良さがとても素晴らしい!
人気店と聞いていたので、遠慮してテラス席の一人用の小さなテーブルの前に腰掛けていたら、食べにくいからコッチにおいで、と店主が広い座席に案内してくれました(笑)

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念願のアーモンドラーメン🍜
クセのないスープにクラッシュアーモンドの香ばしさ。クラッシュしていないアーモンドも一粒(笑)
ややパンチのあるチャーシューが味のアクセントになっていてとても美味しかった。優しく不思議な、病みつきになる味です。思わず替え玉を注文♡

そして特筆すべきが、食べ放題のかぶのお漬物が絶品!瑞々しく、箸が止まらない‼️
お椀にたくさん入っていたのに完食した😅ため、後で喉が渇きました💦満腹満腹。

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他にも気になるメニュー。ご馳走様でした!また来ます!!

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どこの駅で撮ったのか忘れたけど、気になるルーキーDS特急
不思議な名前ですが、庶民版ナナツボシってところでしょうか。いつか乗る日が来るのかな。

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話は少し戻りますが。枕崎駅近くのパン屋、ヴェルディ
家族経営の小さな手作りパンのお店で、お値段控えめ、素朴ながら美味しいパンが多い印象です。

レジ担当のお母さんがお話好きでとっても親切。筆者の地元で働いていた時期があるらしく、不思議なご縁を感じました。エコバッグを持参していたので袋を辞退するとパンを一つオマケしてくれました♡
菓子パンも惣菜パンもたくさん買ったので、列車の乗り換えの合間に楽しませてもらいましたが、ベストは「シュークリーム」。是非召し上がれ♪

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都城から宮崎は利用客が少なかったですが、宮崎から延岡までは夕方の利用だったので、学校帰りの学生さんがかなり多かったです。

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駅舎は真新しく、TSUTAYAとスタバがコラボしていて、とってもオシャレ。
初めて降りたこの地に宿を予約しておいて良かった❣️

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お楽しみの夕飯は、元祖チキン南蛮が売りの有名店、直ちゃん
タルタルソースのチキン南蛮しか知らなかったのですが、甘酸っぱいタレがかかり、サクサク食感のこのチキン南蛮ももちろんアリ!の美味しさ。
残念ながら夜の営業はしばらくテイクアウトのみのようでした。それでもほぼ作り立ての美味しさを味わえたので満足です♪

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延岡駅のスタバでフラペチーノをテイクアウトしてしまったので、スーパーで売っていた地元アイスは買わずに撮影だけ💦
パッケージがカラフルでかわいいですよね。甘夏とブラッドオレンジが気になる❣

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延岡駅のTSUTAYAに併設のお土産屋さんで思わず手に取ったお菓子たち。
どの宮崎銘菓も美味しかったのですが、中でもチーズ饅頭とちりめんパイは必食の美味しさ❣️

【4日目:延岡~佐伯~中津~小倉~下関~小串~益田】

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翌朝、佐伯行きの鈍行を待っていたらまさかの特急車両が‼️とってもラッキーでした🤞

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ただいまさいき♡「さえき」ではなく「さいき」なのがポイント!
佐伯から先は、日豊本線の白眉ともいえる海景を長く拝むことが出来ます。
個人的には別府〜大分駅間が最高に美しくて車窓に陶酔しそうになります。

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黄が並ぶのも絵になる大分駅。

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中津~小倉間は利用者が多く、車窓からの眺めも住宅地が多くなってきたので退屈。小倉~下関は2駅しか乗らないし、あっという間に本州に戻ってきた感じ(乗り鉄じゃない人からしたら、あっという間ではないと突っ込まれそう💦)。

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下関から山陰本線に乗り換え小串行きに乗車。こちらもダイナミックな海景が素晴らしい路線です。朝が早かったからか、小串に着くまで爆睡💦

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小串にはどうしても行きたいお店がありました。
益田に向かう列車を接続待ちするにも2時間弱・・・

レッツゴー、アラドモ
こんな田舎(失礼💦)に、こんなオシャレなカフェ併設のケーキ屋さんが‼️
おひとつ350円前後のリーズナブルなタルトがショーウィンドウに数多く並んでいました。どれも美味しそうで思わず3つ購入♡

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せっかくなのでテイクアウトして、海が見える公園でコーヒーと一緒に野外ティータイム。
海風が強くて身体もコーヒー☕️もすっかり冷えたけど、濃厚なタルト(画像はショコラタルト)の美味しさに大満足♡
いつもは甘味の一気食いを控えていますが、この時ばかりは一度に3個の贅沢スイーツタイムを満喫しました。

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この日の目的地、山口県寄りの島根県、益田駅まで目指します。

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途中、長門市駅で長い待ち時間があったので途中下車。
駅前のお土産屋さんを冷やかしても、まだ時間は余っていました💦

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車窓の夕焼けが美しすぎて。
コロナ禍がまるで嘘かのような、長閑で贅沢な時間がローカル線の中で過ぎゆきます。

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以前ランチで何度かお邪魔した、益田駅近くの蕎麦屋さん、竹の家
晩も営業しているので、出雲そばが食べたくなり再訪。三食割子に一枚追加しました。変わらない美味しさ♡ 蕎麦湯もご馳走様でした。

【5日目:益田~米子~新見~備中高梁~姫路】

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旅もいよいよ終盤。
快速アクアライナーで、一気に米子へ。

記事を書いている今初めて知ったのですが、この春のダイヤ改正前で快速アクアライナーは上り下りとも運行を終えたのですね😭
山陰本線を乗り継ぐにはとても便利な快速だっただけに、本当に残念でなりません。

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朝から海を眺められる幸せ。
利用客も少なく、日曜の朝の悠久時間が流れていきます。

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昼下がりの米子駅前で見つけました😅
いつの間に‼️昔からあったのかな。

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伯備線、新見行き。
ローカル線の1両ワンマン車両といえば、趣深い老朽化した車両を連想するけど、この車両はとても若く、内装もキレイ。
同じ列車に乗り合わせた、どうやら音鉄の人が、車両のスピーカーに録音セッティングを始めたので少しビックリしました(笑)

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新見以降も特にアクシデントなどに見舞われることなく無事に帰路に着きました。コロナ禍であっても、工夫次第で旅を楽しむ自由を思い出させてくれた5日間でした♪ この情報が鉄旅を愛する人のお役に立てれば幸いです。

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