9月26日、27日 大阪、芦屋、喜多方、会津若松
朝一番、大原美術館の新しい展示の自分の担当箇所を仕上げて、とある用件で大阪へ。
その本務が終わった残り時間を使って、大阪市内のKen Fine Artで開催中の押江千衣子さんの個展を見に行くと、押江さんも在廊中。
そこから、芦屋市美術博物に駆け込んで「今井祝雄 長い未来をひきつれて」展も拝見。こちらではたまたまいらしていた藤本由紀夫さんと、ほんとうに久しぶりにお目にかかる。
どちらも素敵な展示だったが、旧知の方とたまに顔をあわせると、なんともありがたい気持ちになります。
芦屋市美博は、11月17日までですし、今井祝雄さんが素晴らしいアーティストであることを再認識できるお勧めの展覧会です。
その晩は関西に宿泊し、翌9月27日は、伊丹空港から福島空港へ。
そこから、福島県内一律料金のタクシーで勝手知ったる喜多方へ。
「ただいま!」感 漂うこの光景。
今年は、なんと2回目。
今回は、お手伝いしている人文知応援フォーラムの仕事だが、狙いは、翌日に、福島県立博物館での企画展「ふくしまの酒造り」
https://general-museum.fcs.ed.jp/setting/page_exhibition/special/2024autumn
ARKOにいらした久松知子さんが、福島県内の酒造メーカーの酒樽を描いた作品が一挙に集まる。
そして、その関連事業として神崎宣武氏(民俗学者、岡山県美星町出身)の講演。
とは言え、いつも、ほんとうにとんぼ返りだったのだが、今回は少し時間があるので、これまで行きたくても行けなかった周辺をチェック。
でも、なによりいつも楽しみグリーンホテルの朝食。
日本でいちばん美味しいと思う。
喜多方では、みんなが「長床」と呼んでいる熊野神社。
熊野三座がここでも集約。どれだけ日本中で信仰されたのか。
拝殿の「長床」。
素晴らしい! 周囲の木々が色づいたら、もっと素晴らしい(だろう)
忘れてはならぬ。喜多方ラーメン。
そして、一度、歩いてみたかった美里町の本郷焼の窯場地帯。
会津若松からさほど離れておらず。
こういうところは、ともかく歩いてみないとわからない。
地形やら、川の流れの速さやら。長い間、重要な窯場です。
それから時間があったので、会津若松のシンボル 鶴ヶ城 も、いつになくあちらこちらを巡ってみる。
慌ただしいと、こうした場所をゆっくり見られないし。
と振り返れば、お目当ての展覧会や講演会だけではなく、喜多方から会津若松を随分楽しませていただきました。
それに、こうして土地を巡ることで「ふくしまの酒造り」展も、講演会も味わい深いものとなりました。