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4月3日 早島 我が家

先週末のオンラインシンポの連続で、人と時間を共有する諸々の山は一段落したので、それからずっと年度替わりの書類づくりのデスクワーク。

今の職場の状況ゆえ、国や県からの補助金も、ともかく支援していただけるだけ、いただくために、ほとんどの申請を私が担当しているが、その報告書や申請書が重なるのがこの時期。

そのため、この1週間は、寝る時間はすこしばらけたが、午前6時に起きて、8時前には家を出るペースをかたくなに守り、ともかく規則正しく書類作り。


とはいえ、この先、まだ2つの報告書と、2+αの申請書をまとめなくてはならないので、今日と明日は自分の好きなように時間を使うことにする。

ゆるめないと、続かない。


その初日。

昨夜は、10時には寝(落ち)たこともあり、午前3時に目が覚める。

なので、そのまま大好きな自宅書斎出勤。


暖房も冷房もいらない、年間でも数少ない時期なのだが、夜明けが近づくとともに少し寒くなってくるので、現在は、足元にヒーター。

それでも、それだけで過ごせるのだから、かなり暖かい。

PCの調整をしながら、職場に行ってからの時間を稼ぐために(ようするに今日も仕事なのですけど。)メールチェックやら、SNSチェック。

そして、久しぶりに読書。


学生時代に一度読んだ(はずなのに)鶴見俊輔さんの柳宗悦を、このところ、いつも持ち歩いて少しずつ読んでいたのが、ようやく読了。

白樺と民藝は、大原美術館にとって、いずれも重要な対象であるし、なにより柳宗悦は、事あるごとに重要な役割を果たした方なので、最近、改めて水尾比呂志さんの評伝と続けて読み返していた。

学生時代は、ともかく何もしらないので、各作家などの評伝をまずたくさん読んで基礎情報を仕入れていたが、最近は、そうした評伝を改めて読み返して、それを記した方の、対象に対する批評の視座のようなものを振り返ることを意識している。

どうしても、新しい情報や、新しい知見をいれるための読書ばかりになっていたので、こうした読み方をして、すこし自分の頭も動かそうという魂胆。

でも、あまり動かないし、遅々として読書も進まないし・・・。



写真は、我が家の玄関。

3週間ほど前に、やってきた須田剋太の仏様。おそらく救世観音。


須田剋太と森田恒友は、我が母校の先輩。

以前から、機会があれば、作品を手元に起きたいと願っていたが、ようやく須田さんがいらした。

森田さんは、油彩画かお軸かだろうし、そうなると、いずれも場所をとるし、高いだろうから、美術館で眺めるしかないとあきらめているが、須田さんはなんとか良い出物があればと、もう数年、気をつけていた。

でも、なかなかお値段もよい方なので機会がなかったが、この1年の激変で、ひょっこりお安く出て来たので、我が家にお越しいただいた次第。


こうしてすでに手元にあるものに、改めて触れる。

そうした時間を、もうすこし作りたいものです。

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