SAND LANDがめっちゃおもろかったっていう話!(微ネタバレ)
ごきげんよう!F-SPZPです!
クソ暑いなかみなさんいかがお過ごしですか?
こちらといえば最近すっかり映画のレビューもおざなりになり、食欲も無くなり、酒も弱くなり、毎朝出かけるのがつらい…
世に言う夏バテです!!
何をするにも暑い、ダルいが先に立ち、元気を出すための休日の外出も足取りが重い。
そんなわいにも夏までずっと楽しみにしていた映画があります。
そう、それがSAND LAND。
鳥山明原作作品で3DCGアニメーションとなればやっぱり「ドラゴンボール超スーパーヒーロー」を思い出して期待も高まるまるはちというもの!(既に様子がおかしい)
まあ今回は論立てて書くような内容でも無いので備忘録みたいな感じでゆるっと感想を残しておきたい、そんな記事です。
よろしくどうぞ!
越谷レイクタウンIMAXとやらについて
というわけで今回は鑑賞環境の話から。
行ってきたのはイオンシネマ越谷レイクタウンの新しく稼動したばかりのIMAXスクリーン!
越谷レイクと言えば、その昔Twitterで友達を増やそうと地道に頑張っていたころ、新型コロナの緊急事態宣言が明けていろんな旧作が特別上映され、今はすっかりいつメンのリア友と化したフォロワーとシビルウォーとパシフィックリムを一緒に観て熱狂した、今の交友関係の第一歩を踏み出した思い出深い映画館でしてね…
とはいえこちとら普段の映画鑑賞に使うハイグレードなスクリーンといえばグラシネIMAXやチネチッタのLIVE ZOUND、後は最寄りのUC松戸のIMAXですし?
ちょっとやそっとのいいスクリーンじゃ動じませんし忖度なしで辛口しますことよ??
で、どうだったかと言うと、
めっちゃよかった!!笑
映画館専用のフロアもねえくせにとか舐めて掛かってある意味正解だったのか、シアターに入った瞬間ことのほかスクリーンがでかい…!!
IMAXのデモムービーでもちゃんとここから…!ほらここから…!そしてここから…!
まあそれはさすがに当たり前だけれども笑
戦車の砲撃や爆発音なんかはビリビリ響いて満足度が高かったです。
まあどの映画館よりも良いとか、そういう事までは言わんけれども、2400円払って、ちょっといい環境で映画みたいという需要に対しては、申し分ない。
近場だしね!
またなんか観に行きたいですよ。
砂漠にトカゲが這う映画は信用できる
映画本編のほうはどうだったかというとですね、
めっちゃよかった!!!!
もうねえ〜すごかったよ!
冒頭から夜の荒野で一匹のトカゲがカサカサする画で始まるんですけど。
わい(デスロードやんけ…!!)
今回原作は読まずに映画を観て、鑑賞後にコミックスを読んだんですけど、
鳥山明作品のいいところは原作からそのままに、映画化するにあたってはいろんなおもろい映画からエッセンスを盛り込んで、一本の映画として完成度を増していく、この映画の製作スタッフのみなさんはまじで映画大好きなんだな、って思いましたよ…
最初の水奪取のくだりひとつ取っても、原作では白昼の出来事として、ちょっとコミカルに見せている場面なんですけど、映画では夜の出来事として、魔物の初登場の場面だけにスリリングな、モンスターパニック映画のような演出で魅せている。
おもろいやん!
原作でも魅力的に描かれている戦車バトルも、映画ではもうひとくだり追加で入れられていて、これがもう完全にT-34レジェンドオブウォー!!
おもろいやん!!
ラストのほうの展開も詳しくは言わんけど、大幅に物量パワーアップして映画ならではの一大スペクタクルに仕上げてくれてます。
原作のわりとあっさりした味わいも一冊のコミックを読む分にはちょうどいい塩梅ではあるんですけどね、そこは映画ですから!
おおいにわかっていらっしゃるやん!!!
で、クライマックスまで敢えて封じておいて、一気に炸裂させる要素、それが"ドラゴンボール味"の戦闘シーン!!
そりゃもう戦車バトルもすばらしいよ?かっこいいよ?
けど鳥山明作品の映画観に来てるわけですから!
やっぱり"ドラゴンボール味"はほしいじゃないですか!
これをラストまで溜めて、溜めて、
(え、もしかして無いん…?)みたいになったところでお出ししてくるのがね!
にくいですよね!!
しかもわいの大好きなセルゲーム終盤の風味ですよね!
わかるよ、わいも大好きさ!
CGアニメーションのクオリティに関してもね、ぶっちゃけ一秒たりとも低いシーンが無いとは言えないですけど、引きの画でのキャラクターの作画とかは若干ドラクエⅧくらいのポリゴン感になってしまっていますけど、
そんなのはいいんです!!
アクションシーンとかかっこいいメカニックとか魅せるべきところはしっかりハイクオリティで魅せることが出来ている!
会話シーンのキャラクターの表情とかもみんな豊かでかわいいんですよ…
ダッシュで逃げる敵を追いかける様とかはもうね、鳥山明のマンガそのまんまです!
お好きなんですね!わいも好きです!!
交代っこ運転は人と魔物をつなぐ
やっぱりこの作品はキャラクターの配置が絶妙ですよね!
ベルゼ、シーフ、ラオの3人だからゆえのうるさ過ぎない心地よいわちゃわちゃ、車や戦車に乗る場面も収まりがいいし、何よりひとつの旅で仲を深めるのにもちょうどいい。
交代っこで戦車運転したり、寝食ともにしたり、ピンチに立ち向かうなかでお互いの性格や特性をわかっていって、役割もすんなり分担できるようになっていく。
最初は信用なんて無いし、お互いのことを偏見のこもった目で見てた人間と魔物が旅の終わりには誰よりもお互いのまっすぐな魂を理解して、リスペクトを持つようになっていく。
そういう積み重ねがあればこそ、ベルゼとラオが脳で会話できたシーンや、ラオが国王軍にシーフへの信頼を説くシーンで涙が出てくるわけですよ。
あったけえなこいつら…!!
とまあこんなところですかね!
SAND LAND地味なんじゃないの?って思ってる人にも是非観てもらいたいですね〜
原作マンガ含めてですけど、ほんとに尋常じゃない完成度の作品でした。
わいは大満足です!!!
まったね~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?