#97 沖縄料理屋がステーキ屋にまるごと引っ越してたっていう不可思議なランチタイムの話
よくごはんを食べに行く沖縄料理屋さんがある。沖縄料理屋とはいっても、豚バラ炒めとか担々麺とかチキン南蛮とか、ほとんどは沖縄料理でもなんでもない、定食屋さんみたいな感じだ。
ところが先週いったら、閉まってた。「改装工事につき」とのことで、2ヶ月近くはかかるんだとか。
「困ったなあ」と思ったからもうひとつ近くのいきつけのテキサス風ステーキ屋に行く。すると、様子がおかしい。なんとそこには沖縄料理があった。
店の前のディスプレイを見る。肉と沖縄料理(屋にあったなつかしの定食の数々)がある。店に入る。「しまんちゅの唄」が流れていてどうにも沖縄だ。いつもは昭和のヒットソングが流れていたのに。席につく。あたりを見回すと、沖縄的な旗がところせましに掲げられている。あ、あの沖縄的な調味料もテーブルにおいてある。メニューを見る。「スタミナ炒め」がある。写真はあの豚バラ炒めとそっくりだ。こんなメニューはこのステーキ屋になかった。
そう、どうやら沖縄料理屋は休む間もなく、ステーキ屋に引っ越してきたようだ。
しかもきわめつけは、店員さんまで引っ越してきてステーキ屋のお兄ちゃんと一緒に働いているからもうわけがわからない。「沖縄とテキサス」という対比からいったら、「スタバとすき家」くらいの違いはあろう。だからそう、スタバの店員がすき家の店員と一緒にステーキ作ってるくらいの狂いようだ。
そんなわけで、なんともお腹いっぱいなランチタイムでした。
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