note本1

#1『アフターデジタル』『大聖堂』『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』ほか

気が向いたので、1月に読んだ10冊を紹介していこうと思います。漫画込です。

1.『グヤバノ・ホリデー』(panpanya)

何度同作者の作品を読んでも、漫画で書かれるべき作品だなぁという気がしてなりません。日常の機微がふんだんにつまっているので、少しほのぼのした感じの作品が好きな人にはおすすめかも。

コントラストの強さと主人公の脇役で出てくるモンスターたちが妙に不気味なあたりがいい怪しさが出ている感じと、主人公の少女の「え」「あ」みたいなリアクションのときに生まれる妙な間が好きです。

noteにも少し書きました。


2.『大聖堂』(レイモンド カーヴァー)

読んでからしばらくたちますが、ここ3年で読んだ小説の中では3本の指に入るほどのよさでした。短編集です。どの作品も実験的で、構成がストーリーとばっちりはまった作品が多く、面白さと驚嘆の連続でした。タイトルにもある短編『大聖堂』は必見。

これまたnoteにも書いてます。


3.『まとまらない人』(坂口恭平)

すごい共感するところの多い本でした。どう心の起伏を捉え、どう変化し、どう原動力にしているか。坂口恭平さんが話したことをベースに本にまとめていて、坂口恭平作品の中では読んだことがない人でも読みやすいと思います。

『坂口恭平のことばはジビエのごとく野性味に溢れている』と下記のnoteで長谷川リョーさんが書かれているように、本書も野性味があふれたいい出会いとなった本でした。


4.『仕事が早い人が必ずやっている整理の習慣』(篠塚孝哉)

少し前の本につき、中古が安くなってます。ツールを活用したタスク管理術など基本的な内容が多く、あれもこれも学びになる、という感じではありませんでしたが、「タスクを4つの箱で整理する考え方」は個人的にすごいしっくりきて自分のタスク管理に導入しました。基本に立ち返りたいときに時々読み返したい本。

5.『幸せをつくるシゴト』(山川咲)

CRAZTY WEDDING創業者の自伝的著書。エモさ駆け抜ける自伝で一気に読んでしまいました。原体験の圧倒的思いがしっかり事業につながっていて、説得力がさらにすごかったです。

6.『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』(森岡 毅)

マーケの基礎的な本をちゃんと読みたいなと思って読みました。とりあえず1冊読むならこれ、ってくらいに大事なエッセンスがつまっていたいい本でした。それにしても森岡さんの本は何でも娘さんきっかけなので、娘さんに感謝です。ちなみにこちらnoteで勧められていたきっかけで読みました。


7.『違国日記』(ヤマシタトモコ)

こちら漫画です。あらすじは以下の通り。

35歳、少女小説家。(亡き母の妹) 15歳、女子中学生。(姉の遺児) 女王と子犬は2人暮らし。
少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、手さぐり暮らしの第1巻!

「手さぐり暮らし」って感じの漫画、ついつい読んでしまうなとおもいました。これもまたほのぼのと読みたい類です。ミステリアスさはあまりないです。

8.『アフターデジタル』(藤井 保文,尾原 和啓)

日本人のデジタルの捉え方はアップデートする必要があるよね、という趣旨の本です。主に中国のデータ活用技術や事業についていろいろと事例があって面白いです。テーマとしては一貫してアフターデジタルなので、いろいろテーマが出てくるわけでもないので読みにくさは感じづらいとおもいます。アフターデジタルとビフォアデジタルの対比については以下の通り。

モバイルやセンサーが偏在すると現実世界にオフラインがなくなり、「オフラインがデジタル世界に包含される」ようになります。そうした世界を私たちは「アフターデジタル」と呼んでいます。それに対して、「オフラインの世界が中心で、そこに付加価値的にデジタル領域が広がっている」という多くの日本人の捉え方は「ビフォアデジタル」と呼べる

9.『二匹目の金魚』(panpanya)

panpanyaさん2冊目。かくれんぼ好きとしてはかくれんぼのカルチャースクールにいってかくれんぼ術を学ぶ話がたまらなかったです。そういえば長谷川さんもpanpanyaさんめっちゃ推してた。


10.『ハートドリブン』(塩田元規)

アカツキ創業者の自伝的本です。こちらもエモさがすごかったです。熱の入りっぷりが気持ちよかった。感情価値が大事だよね、みたいな話はすごいうなずくところが多かったです。以下の話しなども。

ブランドがない商品は、機能的価値の競争から抜けられない。他の会社がそれ以上に便利なものを作れば、顧客はシフトしていく。顧客は合理的に費用対効果で比較・判断する。でも、ブランドは他の商品と競合しない。思想が違うからだ。思想に共感しているファンは、合理性を超えて、応援する。応援することで感情報酬を得られるからだ。


はじめてnoteでここまでしっかり本まとめをしました……そして1月毎日更新も無事達成できました……うれしい……

来月も毎日更新続けるかは悩みどころですが、月1本まとめは引き続きやっていきたいです。ではでは。

(最後まで読んでいただけただけで十分です…!ありがとうございます!)