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「手を動かす」ことの効用

この間、キッチン整理に関するnoteを書いたけども、キッチンを整理するのは、料理を心地よくするためだ。

最近「手を動かすこと」について考える。理由はなんてことはなくて、引っ越してきてから、料理ばかりしているからだ。「素人の僕がなぜ料理本をつくることになったのか」とはじめて、「この体が思考を助けてくれる、という他ではあまり感じることができない動きを、料理ならば今すぐにでも体感できるから」と坂口恭平氏は著書『cook』の中で述べている。これは実感としてとても感じられるものだ。そう、「手を動かすこと」について考えようとしているのではなく、「手を動かすこと」によって考えられているのだ。手を動かすためには、できるだけ動きやすいほうがいい。動きやすいように、ストレスにならない服を着るように。

「たぶん最初のうちだけだよ」といいながら、結局1ヶ月くらいほぼ毎日の頻度で料理をしている。最近は料理をしないと落ち着かないくらいになっている。料理の楽しみはおいしい料理をつくって食べる達成感ではなく、つくる過程にある。まず何をつくろうか、と考えるところからはじまり、買いにいき、食材の配分を考え、その日のごはんをつくる。

本屋に行ってぐるぐる回るとそのときどきの関心がわかるように、最近ではスーパーにいくと、カゴに入れているものから自分の気分や調子がわかるようになってきた。最近は野菜ばかりとっているから、きっと少しすっきりしたい気分なのだろう。今日は白菜鍋でもつくろう。

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