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Photo by ide_aggy

#趣味の棚卸し

もりぞー

この間、はじめましての人と話していて「趣味ってなんですか？」と聞かれ、困ってしまった。それは「趣味がないから」ではなく、「趣味がありすぎる」から。

「趣味」というのは不思議なもので、それぞれ、どうにも甲乙つけがたい。好きなバンドの中から、1番好きな曲を選ぶときみたいに。だから数多ある趣味の中から「これが趣味です」と相手に差し出すのを、躊躇してしまう。

僕としてはせめて、相手との共通の趣味が見つかればうれしいなー、とおもっているくらい。なので、「よくある趣味」をとりあえず話してみることにしているのが、いつものことだ。


──というわけで、今回はそんな #趣味の棚卸し を。

#趣味の棚卸し とは「自分の趣味や好きなことを淡々と書き出し、再確認する作業のこと」。kurumiさんという方のnoteを見て、ちょっとやってみたいなー、とおもいました。はたして、どこまでいけるかな……それではどうぞ。

音楽

ちょっと書き出すのを躊躇するくらいに、「音楽」は自分にとって大切な趣味。このnoteを書くためにたった今、andymoriを聴き始めました。歌うこと、聴くこと、演奏すること、ライブにいくこと、音楽について話すこと、全部が好きです。

どっぷりとハマったのは中学生のとき。ラジオから流れてきたRADWIMPSの「タユタ」という曲を聴いたときの「なんだこれは」という不思議な違和感は未だにおぼえていて、そこから、とにかく、ほんとにいろんなバンドを聴いてきましたし、救われてきました。雑誌『ロッキング・オン・ジャパン』は毎号擦り切れるくらいに読んだり、毎週TSUTAYAでアルバムを何枚も借りたり、自分自身もバンドをはじめたり……と、想い出はつきませんね……

漫画『ブルージャイアント』を最近読んであらためておもったのですが、たったの1音だけで、ここまで人をひきつけ、魅了する、伝わるものって、シンプルにすごいなーと。

読書

そういえば読書にハマったのも中学生のころでした。『都会のトム＆ソーヤ』、『僕らの7日間戦争』、『死神の精度』……など小説をきっかけに、しらみつぶしに図書館の本を読み漁りました。今だから言えますが、授業中、試験期間中、受験勉強中のほとんどは関係のない本ばかり読んでました。

とりわけ影響を受けたのは『14歳からの哲学』という哲学者の池田晶子さんの本。考えること、知ること、自分の価値観をどこまでも壊すことのおもしろさが池田晶子さんの本には全部つまっていて、今でも考えのベースにあるような気がします。

あとは当時、古典や近代文学がやたらおもしろかったですね……今おもえば、内容がおもしろかったことよりも、何年も前の人の言葉、考え方が、その人の言葉をそのままに受け取れることの喜び、みたいなものが大きかったのかなー、という気がしています。

旅行

とにかく移動したりいろんな景色をみたりすることが好きで、いつだって旅行にいきたいです。これまで、東南アジアを半年間かけてめぐったり、国内をヒッチハイクでまわったり、Arctic Monkeysのライブを見るためだけにオーストラリアにいったりしました。

特に思い出深かったのは「タイ」です。学校で英語のボランティアをするためにいった、タイの南部のソンクラーというエリアの山奥の僻地で、村長さんといっしょに2ヶ月くらい住んでいた時期がありました。地域にどっぷりつかって、文化の中に混じって「観光」ではなく「暮らし」をする、という旅行のたのしさに目覚めました。「暮らすように旅しよう」というとAirbnbそのものですが（笑）。またいろんなところにいきたいなあ……。

ラジオ

小学生のときから寝る前に本読んで、ラジオ聴きながら目をとじて眠るような習慣があります。ラジオで流れてきていいなー、とおもった曲をMDに録音してまとめていた頃がなつかしい……。なかなか寝付きの悪い子どもだった（眠れるまで平均2, 3時間くらいかかっていた）ので、おもえばけっこうな時間ラジオを聴いてました。毎週日曜の深夜3時という時間に、なぜか、かのBUMP OF CHICKENがラジオを放送していたので、ついついまた眠れない……というときの密かな楽しみになっていたことをふと思い出しました。

料理

自分の料理好きの起源は、テレビでやっていた料理番組。料理をつくるわけでもなく、小さいときから料理番組を好んでみてました。大学生の途中から実家を離れ、自分で料理をつくるようになってからさらにのめり込むように好きになって、コロナで自粛期間の今では自炊と食べることが大きなたのしみになってます。たとえばスパイスカレーをスパイスから作ったりしてます。

サウナ

ここまであげてきた中では、一番最近の趣味かもしれません。といっても、3年前くらいからですが。サウナ好きがこうじて、サウナについてのポッドキャストもはじめました。コロナによる自粛期間の今は、サウナの動画をひたすら見ながら気持ちを落ち着けようとしています（が、まったく落ち着きません）。


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というわけで以上 #趣味の棚卸し でした。昔からの趣味って、けっこうあるんだなーとおもいました。

僕にとっての趣味は辞書の定義による「専門としてでなく、楽しみとして愛好する事柄」に近く、もう少し平たくいうと「とにかくこれが好きなんです。でも専門ってほどじゃないですよ？」かなと。

趣味ひとつを取ってみても、いろいろな楽しみ方や、感じ方があるもの。そして、ときが経つごとに、少しずつ変わっていくもの。そんな趣味の移りゆきを、これからときどき“棚卸し”してみることで、見ていくたのしみができました。

また1年後くらいにやるかもです。

ではでは。

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