発達障害とは その6

「発達障害とは」もこれで終わりです。
最後は、他に知っておいてほしいことをまとめます。

他の精神障害との識別が難しくグレー
発達障害と他の精神障害(うつ病、統合失調症、双極性障害など)との識別がドクターでも難しいように思えます。セカンドオピニオンを受けると全然違う診断がついたりすることも、自助会の参加者さんには結構あります。
僕自身も、抑うつ神経症→うつ状態→広汎性発達障害と診断名が変化してきていました(「うつ」は発達障害の2次障害だった)。
また、発達障害と他の精神障害を併発されている方も多数いらっしゃいます。

非発達障害者と異なる考え方や学び方、感じ方
この先に書いていこうと思っていますが、発達障害者の思考パターンは独特だったりします。記憶の仕方も、視覚優位や聴覚優位の方もいます。感じ方では、マイナス(否定的)な記憶の感度が異常に高い一方で、プラス(肯定的)なことを記憶しにくい方が多いです。

発達障害者に必要なのは「解説者」
発達障害者が困るのは「目の前の状況を理解できない」からなので、「解説者」がいると、かなり楽になると考えます。解説者のもう一つの役割は「情報入力のズレをなくす」ことです。
一方で解説者がやってはいけないのは、解説と指導の繰り返しです。これをされると発達障害者は疲弊してしまいます。

次からは、実践編(各論)に入っていきます。

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