発達障害を受け容れる その2
発達障害の「受容」に「諦める」ことが大事だと前回書きましたが、他のヒントも書いていきます。
自分を認める助けになるのが「共感」だと思います。
自助グループに参加して、自分のつらさを共感されると受容が進むのを進行役として何度も経験しています。つらさを感じているのが自分一人でなく、同じような経験をしている人がたくさん居ることで癒やされるです。
もちろん、他人の経験を聞いて共感することも同様の効果があります。
ここで話が少し逸れますが、自助グループの効果と目的について書いておきます。僕は次の6つを意識して運営しています。
1.「しんどさ」の共感によるカウンセリング効果
2.医療情報の共有
3.生活ノウハウの共有
4.コミュニケーションの練習
5.当事者の居場所(サードプレイス)
6.他の当事者を見ることによる客観的自己理解
こうして受容が進む中で、困りごとを自助グループや支援者に相談できるようになってくださいと言ってます。
最後に、僕の受容に参考になった本を上げておきます。
参考になれば幸いです。
『諦める力』
為末 大【著】 小学館文庫
『自分を愛する力』
乙武 洋匡【著】 講談社現代新書
『困ってるひと』
大野 更紗【著】 ポプラ文庫
『テンプル・グランディンー自閉症と生きる』
サイ・モンゴメリー【著】 汐文社
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