発達障害者の脳の働き方 その1
今回は「発達障害者の脳の働き方」について書いていこうと思います。私達の脳は多数派(いわゆる定型発達者)とは違う動きをする部分があります。
例えば、森を見た時に「木はよく見えても森の全容は見えていない」ことがあります。同様に、木を見た時に「木の様子は理解できていないが、葉の形は理解できている」ようなこともあります。
一方で、多数派の脳だと「全体をぼんやり見て詳細まで掴まない」ことが多いようです。
発達障害者のものの見方がこうなるのは、「特性によって物理視野でなく、注意視野が狭い」ケースです。すなわち、「対象物は見えているのに見えていないと感じている」という状況です。
それと、注意欠陥多動性障害があって「細かい刺激(枝や葉)に常に注意をひかれて」いる可能性もあります。
会話においても多数派と発達障害者では差異が出てきます。多数派は、「単語を無視して文全体の意味に注目する」思考パターンのようですが、発達障害者は「個々の単語の意味に執着して、文全体の意味がつかめていない」ことが多いように感じます。ですので、話の要点をつかむのも苦手な方が多いです。
今回は、見え方と会話における特徴について書いてみました。次回は「思考と社交パターン」について書いてみようと思います。
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