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【ポケモンSVシーズン7】バトンウェーニバル軸


レギュレーションが変更されるのでレンタルはなし

【はじめに】

こんにちは、ハスターです。今回はシーズン7で使用した構築の紹介をします。面白い型のポケモンを使用していたので、レギュレーションは変わりますが記事として残します。


【構築経緯】

今期は使いたいポケモンが全く思い浮かばず、レギュレーションDで新たに解禁されるポケモンの予習のためアシキさんのUSUMの動画を見漁っていたところ、お気に入りのヤタピ激流ゲッコウガの動画に目が留まった。
動画:https://youtu.be/VyzA38-RoQc 
考案者様の構築記事:https://koharubipoke.hatenablog.com/entry/2018/03/22/202316 
これをパルデアの御三家の一角・ウェーニバルで再現したら強いのではないか?と考え、アクアステップで上昇したS、チイラのみで上昇したAをバトンタッチで引き継ぐ型で採用した(後に持ち物が変更される)。
バトンタッチを受けるポケモンとして最終的にポイズンヒールキノガッサともらい火ソウブレイズ。起点作りのポケモンとして、置き土産を覚え、毒びしを撒けることでバトン先の2匹両方と相性の良いキラフロル。ウェーニバルが選出できない場合のバトンタッチをするポケモンとしてクエスパトラ。キラフロルが出せない構築への初手要員とバトン先のポケモンが倒れた後のスイープ枠を兼ねたポケモンとしてハバタクカミを採用し、構築が完成した。


【単体解説】

○ウェーニバル


ウェーニバル@メトロノーム/じしんかじょう/みず
184(188)-146(44)-107(52)-×(↓)-96(4)-146(220↑)
アクアステップ/みがわり/アンコール/バトンタッチ

《調整》チイラ型の調整のまま
H:みがわり3回でチイラが発動する4n
A:余り
B:特化パオジアンのせいなるつるぎ89.1%2耐え
 A4振りヘイラッシャのウェーブタックルをみがわりが確定耐え
D:テラスタル時臆病眼鏡ハバタクカミのムーンフォース93.7%耐え
S:最速カイリュー抜き

《概要》
最終日はほぼ全試合に選出の構築の軸。構築経緯にもあるように、元々激流+チイラで火力を上げる型だったが、みがわりでHPを削らないと火力が出ないうえ、少ないHPで目の前のポケモンを倒してもみがわりがないと裏のカイリューの神速の圏内に入ってしまうという、チイラ型であるが故の欠点が目立った。他の火力アップアイテムを探した結果、メトロノームに行き着いた。

攻撃技がアクアステップだけという技構成とメトロノームは相性が良く、みがわりもアンコールも使わなくて良い場面ではひたすらに舞い続けた。チイラ+激流の2.25倍を超えることはなかなかないが、バトンタッチをすることが重要な構築であるため、HPを残しながら火力を上げられる持ち物という点ではチイラや命の珠に勝り、神秘の雫よりも最大火力が高くなりやすい点から見ても、この型にこの持ち物は最適だったと思う。

フェアリー・エスパータイプと対面したときは積極的にテラスタルをしていく。甘えるハバタクカミにもアクアステップを連打していればメトロノームと自信過剰による火力アップが最終的に甘えるを相殺する。こちらのキラフロルを見て出てくるテツノドクガはウェーニバルのカモで、ドクガ入りに3タテをした試合は数多くあった。

技構成はコンセプトのアクアステップ、バトンタッチは確定で、アクアステップの回数を増やすこと、安全にバトン先のポケモンを着地させることの両方と相性が良いみがわり、アンコール。アクアステップで倒せない相手には後続へバトンタッチしてしまうかみがわり+アンコールでほぼほぼ対処できた。攻撃技を追加するなら抜くのはみがわりだが、みがわりもカイリューが飛行テラバースト型かを様子見できたり、キョジオーンをアクアステップの起点にできるので使い勝手が良かった。

テラスタイプは水で、対面することが非常に多いハバタクカミを意識してフェアリー等倍以下は確定として、今回はアクアステップのリーチを上げることを重要視した。


○ソウブレイズ


ソウブレイズ@たべのこし/もらいび/フェアリー
177(212)-156(4)-102(12)-×(↓)-150(132↑)-124(148)
むねんのつるぎ/クリアスモッグ/ビルドアップ/みがわり

《調整》
H:16n+1
D:特化ドクガのヘドロウェーブをみがわりが87.5%耐え
S:準速70族抜き抜き
↑3で↑1最速ツツミ抜き

《概要》
アクアステップのSアップと相性の良いバトン先で、本構築の最後に入ってきたポケモン。ソウブレイズがバトン先として優れているのはクリアスモッグを覚えることで、ウェーニバルが相手の積み技をアンコールしたときに、バトンしても相手が積み切った状態でこちらが突破できないor高火力で倒されるのどちらも防ぐことができる。クリアスモッグが通らない鋼タイプはこちらの無念の剣を警戒してテラスタルしてくるので、相手にみがわりをされた場合を除いた全ての積み合いに基本的に勝つことができる。

もう一匹のバトン先、ポイヒガッサの弱点であるみがわりを貫通する音技(ニンフィアのフェアリースキンハイパーボイス、ウルガモスの虫のさざめき、ラウドボーンのフレアソング)が全て半減で、ポイヒガッサが出せない対サーフゴー・チオンジェン・モロバレルに弱点を突けるので、ポイヒガッサと相性が良い。ドクガをカモにするポケモンその2でもある。

技構成は無念の剣、ビルドアップまで確定で、上に記した点を評価してクリアスモッグ、一撃技や変化技をシャットアウトできるみがわり。テラスタイプはパオジアン・イーユイの悪技を半減できて弱点を突かれづらいフェアリー。

数的不利でバトンができなくても一匹で複数を倒したりして本当に頼もしかった。


〇キラフロル


キラフロル@レッドカード/くさ
185(212)-×(↓)112(12)-159(68)-105(28)-143(188↑)
ヘドロばくだん/マッドショット/こらえる/おきみやげ

《調整》
HB:特化マスカーニャのトリックフラワー+ふいうち98.44%耐え
特化マスカーニャのはたき+ふいうち確定耐え
C:余り
D:臆病ハバタクカミのシャドーボール90.63%2耐え
S:↓1最速ドラパルト抜き

《概要》
終盤のパーティにいつも入ってるポケモン。元々同じ調整でタスキを持たせていたが、ここまで耐久に振るなら地震以外大体耐えるのでレッドカードを持たせた。こらえるのタイミングに積み技を使われた場合は負け筋になるが、氷柱針持ちのセグレイブかロックブラスト持ちのバンギラスくらいにしかされないプレイングなので割り切っていた。ウェー二バルがマスカーニャに何もできないので、マスカーニャを強く意識した耐久調整を施している。

技構成も少し尖っているが、Sランク操作技のマッドショットとレッドカードを発動させるためのこらえる、裏のポケモンに繋ぐための置き土産は採用したかったので、攻撃技としてマスカーニャ意識の毒技、そしてキラースピンがないので技威力より毒の確率を重要視してヘドロばくだんを採用した。

テラスタイプは構築全体で重いキノガッサとマスカーニャを意識して草。


〇キノガッサ


キノガッサ@どくどくだま/はがね
155(156)-×(↓)-122(172)-×-80-124(180↑)
キノコのほうし/やどりぎのタネ/みがわり/まもる

《調整》
H:ポイヒみがわり砂最高効率
B:テラスタル時特化セグレイブ氷柱針4発をB↑1みがわりが98.12%耐え
S:準速70族抜き抜き
↑3で↑1最速ツツミ抜き(ソウブレイズと同速)

《概要》
バトン先として全てのポケモンの上から胞子を打てたら最強なポイヒガッサ。構築の2番目に入ってきた枠だが、ソウブレイズよりも選出率は低い。サーフゴー・チオンジェン・モロバレルがいた場合は選出できず、ソウブレイズが選出できないヘイラッシャがいた場合か、胞子対策がなさそうな相手、またはキラフロル・ハバタクカミ・ウェー二バルのうち2匹以上が選出できないときに選出する。ハッサム入りに選出する機会が多かった。

テラスタルはフェアリー・氷半減、水等倍の鋼。ソウブレイズがいるのと個体数を鑑みて今回はラウドボーンのフレアソングを意識した水や炎は採用しなかった。


〇ハバタクカミ


ハバタクカミ@ブーストエナジー/フェアリー
143(100)-×(↓)-104(228)-173(140)-156(4)-176(36↑)
ドレインキッス/シャドーボール/あまえる/めいそう

《調整》
H:48n-1(16n-1かつ6n-1)
B:特化鉢巻パオジアンの氷のつぶて+↓2氷のつぶてを94.93%耐え
C:余り
S:同族意識、11n

《概要》
構築経緯にもあるように、初手要員とスイーパーを兼ねた枠。同じ型のハバタクカミのS勝負には全て勝つことができた。ロトム入りに初手瞑想すると大体勝てる。テラスタイプはバレットパンチ・氷のつぶてが半減の水と入れ替えながら使っていたが、最終的にハッサム入りには出さないことにしてドレインキッスの火力アップを重要視した。


〇クエスパトラ


クエスパトラ@ラムのみ/フェアリー
201(244)-×(↓)-123(252↑)-122(4)-81(4)-126(4)
アシストパワー/めいそう/はねやすめ/バトンタッチ

《調整》
物理耐久特化

《概要》
ウェー二バルがまだチイラ激流型で微妙だった時に採用して、当時はウェー二バルより選出していたが、ウェー二バルの型を替えた後はめっきり選出機会が減った。やはり四災に打点がないのが痛かった。持ち物はHPが4分の1以下になるとBが上がるリュガのみと入れ替えながら使っていた。


【基本選出】

・キラフロル+ウェー二バル+ソウブレイズorキノガッサ
・ウェー二バル+ソウブレイズorキノガッサ+ハバタクカミ


【重いポケモン】

・ドヒドイデ……ウェーニバルでもソウブレイズでもハバタクカミでも突破が難しい。

・ダイスガッサ……キラフロルがタネマシンガン5発で倒れるので後出しでレッドカードが発動できない。初手フロルで草テラス。 

・みがわりビルドイルカマン……ソウブレイズのテラスが残っていて素早さ上昇をバトンできていないと突破が難しい。ソウブレイズの挑発が必要だと思った唯一の対面。


【おわりに】

レギュDは準伝を全然持ってないのでスタートダッシュは切れないですが、アルセウスを進めつつダイベンも回しつつ頑張ります。

Twitter:@hastur_poke

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