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【ポケモンSVシーズン3】どくびし+しゅうかくオリーヴァ


シーズン4終了まで残しておきます。

【はじめに】

初めまして、ハスターという者です。
今作からランクバトルを始め、シーズン2は41勝15敗で最終4590位、シーズン3は90勝67敗で最終5886位という結果でした。
今回はポケットモンスター スカーレット・バイオレットのランクバトル シーズン3で終盤(最終日前日まで)に使用した構築の紹介をします。オリーヴァの部分だけでも読んでみて下さい。


読み飛ばして大丈夫です。最終日に使用した構築を軽く紹介します。最終日はかそくクエスパトラから耐久力の高いコノヨザルにバトンタッチをする並びを使用し、7割ほどの勝率で3300位まで順位を上げたものの直後に3連敗し、テラピース状況が改善されなかったことでモチベーションも消えかかっていたのでそのままシーズン終了を迎えました。クエスパトラバトン展開ミラーの対策としてものまねハーブ最速デカヌチャンを採用していましたが、1度もマッチングせず、サーフゴーのわるだくみをよくコピーしていました。


【構築経緯】

シーズン3から使用できたパラドックスポケモンのうち、テツノドクガとテツノワダチ、テツノコウベ以外の11匹がどくびしを避けられず、相対的にシーズン2以前よりどくびしの通りが良くなっていると思い、シーズン3序盤からどくびし展開を主に考察していました。序盤はキョジオーン、中盤はキラフロルで初手特殊ポケモンの選出誘導をしてチョッキセグレイブで処理する「セグレイブ+ハバタクカミ+ヘイラッシャ」の並びを使用していました。しかし、キョジオーンが序盤に、「セグレイブ+ハバタクカミ+ヘイラッシャ」の並びが中盤に大幅に増加したので、それらを対策できるポケモンを探していました。

4匹を対策できつつどくびしと相性が良いポケモンを探していたところ、特性しゅうかくの水テラスオリーヴァというポケモンに行き着きました。変化技を中心とした型で、変化技が特性で無効のサーフゴー、ちょうはつ又はみがわりを採用しているポケモンに何もできないので、対みがわりに特性すりぬけのドラパルト、サーフゴーにタイプ上強いヒートロトム、チョッキテツノカイナを採用しました。どくびし要員としては、物理ポケモンに後投げして特性を発動させられる、HBに厚く努力値を割いたレッドカードキラフロルを採用しました。この5匹ではクエスパトラからコノヨザルやサーフゴーにバトンタッチをする並びに為す術もなく倒されてしまうので、ルミナコリジョンの特防ダウンを無効化しながら自身も加速してめいそうを積んでいくおんみつマント持ちのクエスパトラを採用しました。ドラパルトとヒートロトムの持ち物については決めかねていましたが、最終的にドラパルトにはこだわりメガネ、ヒートロトムにはこだわりスカーフを持たせ、構築が完成しました。


【単体解説】

○オリーヴァ

オリーヴァ@オボンのみ/しゅうかく/みずテラス
184(244)-x(↓)-132(172)-145-155(92↑)-59
だいちのちから/ちからをすいとる/やどりぎのタネ/みがわり

《調整》
H:みがわり2回でオボンのみが発動する4nで最大
B:A↑252鉢巻カイリューのげきりん93.7%耐え
A↑252カイリューのA+2テラスしんそく確定耐え(75.5-89.7%)
A↑252セグレイブのでんきテラバースト確定耐え(81.6 ~ 95.7%)
A252ガブリアスのげきりんで確定でオボン発動(50.5-60.3%)
D:C252眼鏡ハバタクカミのマジカルフレイム(55.4-66.3%)をオボン+やどりぎ回復込みで確定2耐え(やどりぎ回復なしだと73.1%2耐え)
C252眼鏡ハバタクカミのムーンフォース(52.7-62.5%)をオボン込みで99.7%2耐え

《概要》
構築経緯にもある通り、ハバタクカミ、セグレイブ(テラスタル前提)、ヘイラッシャ、キョジオーンに突破されないポケモンです。技構成はちからをすいとるが確定。どくびしと相性が良く、特性のおかげで何回でも使えるチート性能のみがわり、定数ダメージを確保でき、みがわり連打の回数を更に増やせるやどりぎのタネ、攻撃技としてサーフゴーとテツノドクガに弱点を突けるだいちのちからを採用しました。ギガドレイン、テラバースト、ミラーコート、まもるなども候補です。テラスタイプはセグレイブにテラバーストでしか弱点を突かれず、サーフゴーのゴールドラッシュを半減にでき、テツノドクガからの弱点を一時的に消せる水です。

物理ポケモンにはちからをすいとるから入り、隙を見てやどりぎのタネを当てられればその後は後攻みがわり連打で勝手に相手のHPが減っていきます。D種族値が109と高く、こだわり特殊高火力ポケモンにも大抵1回は耐えるので、やどりぎのタネから入りみがわりを連打することで、しゅうかくの運は多少絡みますが毒と合わせてかなり削ることができます。こちらからは打点がなくどくびしも踏まないサザンドラをやどりぎのタネの定数ダメージだけで削りきったこともありました。

セグレイブの攻撃はこちらがテラスタルをすればこだわりハチマキ型の特化きょけんとつげき、たつじんのおび型、いのちのたま型のでんきテラバースト以外は確定で耐えることができます。1ターン目はテラスタルできょけんとつげき、つららばりを耐えながらちからをすいとり、2ターン目はみがわりが安定になります。

ひこうテラバースト以外のカイリューはテラスタルせずに受け切ることができます。ひこうテラバーストが想定される時は後述するキラフロルに引くことで型の確認ができます。ハバタクカミはこだわり眼鏡持ちだと削り切ることはできませんが、ヒートロトムやキラフロルとの対面ではシャドーボールしか有効打がないため、後出ししてみがわりを残すことができます。

サーフゴーに対しては、ヒートロトムと合わせることでメインウェポンの両方を半減以下に抑えることができ、こだわりアイテムを持ったサーフゴーにはトリックをケアしながら立ち回ることで有利にゲームを進めることができます。しかし、終盤はおんみつマントを持ちわるだくみを積む型が多く、ドラパルトのシャドーボールかりゅうせいぐんで処理することが多かったです。

S種族値39というのが非常に偉く、ヘイラッシャ、キョジオーン、ドヒドイデなどを抜いているためみがわりでどくどくやしおづけを防げます。ヘイラッシャがゆきなだれかボディプレスを撃ってきた場合はみがわりが1回で割れてしまいますが、テラスタルをするとゆきなだれ、じしんではみがわりが1回では割れなくなります。こちらがテラスタルをしない場合は1回ちからをすいとることで、いじっぱりのA172振りまではみがわりがゆきなだれを確定で耐えます。受けループ相手には初手から出してみがわりをするだけで降参されることもありました。相手が回復技を持っている場合双方削り切れないですが、後述するロトムのトリックと合わせることで、毒と合わせて倒せることが多いです。

テラスタルはほぼこのポケモンに切っていました。シーズン4も使っていきたい癖になる性能の神ポケです。

○キラフロル

キラフロル@レッドカード/どくげしょう/ゴーストテラス
189(244)-67(↓)-138(124↑)-150-101-124(140)
キラースピン/パワージェム/ステルスロック/こらえる

《調整》
HB:A↑252鉢巻セグレイブのきょけんとつげき確定耐え
S:準速70族抜き抜き

《概要》
どくびし要員ですが初手には投げず、主に物理ポケモンに後投げして攻撃を耐えて、どくびしを撒きつつレッドカードで無理やり裏のポケモンを毒にさせます。その後はステルスロックを撒いたりこらえるで毒ダメージを稼いだりします。技構成はステルスロックが確定、こらえるはほぼ確定。後投げした際に相手が積み技を使って来たとしてもこらえるがあれば一度リセットできます。ステルスロックはヒートロトム以外にはそこまで痛くないため、キラースピンはなくてもいいですが、一度ほのおのうずのバインドから抜け出せたため、どくどくよりも優先される技だと思います。キラースピンのダメージを少しでも上げるためにA個体値は31です。元々このポケモンにテラスタルを切るつもりはなかったため、テラスタイプはカイリューの神速を無効にできるゴースト。

調整はうわっきーさん考案の風船キラフロルとほぼ同じです。交代際に地面技を撃たれることがないためこの構築では風船は意味を為しません。

相手にセグレイブやカイリュー、どくびし以外での突破が難しいラウドボーンがいる場合は必ず選出していました。どくびしがなくてもオリーヴァは意外とやれてしまうので、無理に選出する必要はありませんでした。

○ドラパルト

ドラパルト@こだわりメガネ/すりぬけ/はがねテラス
163-126(↓)-95-152-96(4)-213(252↑)
りゅうせいぐん/シャドーボール/テラバースト/とんぼがえり

《調整》
S:最速

《概要》
オリーヴァが苦手とするサーフゴーやみがわり持ちを意識して採用しました。はがねテラバーストは1回も撃たなかったし、りゅうせいぐんはテツノドクガに耐えられる(無振りドクガに〜98.7%)し、テツノドクガ以外には火力超過だし、打ち分けられたほうが良い場面が多かったので、いのちのたまで両刀の型のほうが良いです。ふいうちも入れたい。

○ヒートロトム

ヒートロトム@こだわりスカーフ/ふゆう/はがねテラス
137(92)-x(↓)-127-160(164↑)-127-138(252)
オーバーヒート/ボルトチェンジ/おにび/トリック

《調整》
H:A↑252セグレイブのきょけんとつげきを確定耐え
C:余り
S:最速テツノツツミ抜き

《概要》
オリーヴァと非常に相性の良いポケモン。サーフゴーのゴールドラッシュは4分の1、ハバタクカミのムーンフォースは半減、トリックで相手の行動に制限をかけオリーヴァを動きやすくできます。テラスタイプははがねですが、このポケモンはオリーヴァとセットで出すことが多かったのでほぼテラスタルを切っていません。元々この枠はウォッシュロトムでしたが、サーフゴーに大ダメージを入れられること、ハバタクカミからの有効打がシャドーボールしかないことを評価してヒートロトムに変更しました。おにびはイダイナキバなどの、オリーヴァで受けることが難しい高火力ポケモンを受けやすくしたり、キラフロルの行動回数を増やすために必要でした。初手に投げやすく、トリックがとても便利なので選出率は一番高かったです。

○テツノカイナ

テツノカイナ@とつげきチョッキ/クォークチャージ/むしテラス
239(76)-209(236↑)-129(4)-x(↓)-112(188)-71(4)
ドレインパンチ/かみなりパンチ/じしん/ボルトチェンジ

《調整》
アシキさんの動画(https://youtu.be/O-dA3sbl40A)の調整

《概要》
テツノツツミの臆病ハイドロポンプを3耐えする対面オバケ。この枠にはテツノツツミに後出しできること、サーフゴーに不利を取らないことが求められていて、ドドゲザンと選択でしたが、テツノドクガにタイプ一致の弱点を突かれないことを評価して採用しました。テラスタルはイダイナキバのメインウェポンを両方半減にできつつセグレイブとテツノツツミに弱点を突かれない虫にしましたが、虫にしてからは一度もテラスタルを切りませんでした。技構成は地震の枠を決めかねていましたが、テツノドクガを一発で倒せ、格闘技を読んで後出ししてくるサーフゴーに弱点を突ける地震にしました。

○クエスパトラ

クエスパトラ@おんみつマント/かそく/ほのおテラス
191(164)x(↓)-121(236↑)-122(4)-81(4)-138(100)
アシストパワー/テラバースト/めいそう/はねやすめ

《調整》
H:16n-1
B:11nで最大
S:1加速で最速テツノツツミ抜き

《概要》
クエスパトラの対策として採用したクエスパトラ。採用してからクエスパトラ展開に当たることはなかったものの、刺さりが良い相手には選出して3タテを何度も披露してくれました。ドラパルトと並べることでドラパルトを壁要員と誤認してもらう意図もありましたが、おんみつマントサーフゴーを強く呼んでしまうので、サーフゴー入りには必ずドラパルトを選出する必要がありました。テラスタルはサーフゴー意識のほのお。

【基本選出】

・ヒートロトム+キラフロル+オリーヴァ
・ドラパルト+キラフロル+オリーヴァ
どくびし選出は主にこの2種類。
テツノツツミやハッサムがいたらテツノカイナを選出。クエスパトラは2匹以上倒せそうな相手に選出し、トドロクツキ、バンギラスがいた場合は選出を控えていました。

【重いポケモン】

・ドラパルト……構築を練るときからずっと対策を考えていたが結局わからなかった。テツノカイナの枠をドドゲザンに変えたほうが良いかも。

・テツノドクガ
……被選出率ほぼ100%。相手がオリーヴァのだいちのちからを知っているとテラスタルされる。ドラパルトの選出が不可欠。

拘っていないサーフゴー……クエスパトラを見て特におんみつマントのサーフゴーがよく選出される。ドラパルトとヒートロトムで処理する。

・マスカーニャ……キラフロルのレッドカードがはたきおとされてしまい、後出しから勝てないのでヘドロウェーブの採用も選択肢。キラフロルを初手に出すべきだったかも。

・ドオー……どくびしを回収される。ヒートロトムでトリックをしないとTODになってしまい、みがわりが壊れた後のターンに裏のポケモンに交換するのを読んでだいちのちからを撃てないと不利。

【おわりに】

結構頑張って考えたので構築記事を初めて書いてみましたが、自分の思考が整理されてとても良い経験になりました。”以下常体”使ったほうが書きやすいな……。

次の目標はとりあえずレート1900です。中盤まではレンタルパーティを利用しながらテラピース集めに勤しみます。

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