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#子どものころ

お猫さまとアタシ

実家にいたころは、常に猫がいた。 田舎だし、当然外飼いだった。 怪我をして帰ることもあれば、 外泊して2.3日帰らないことも、あった。 動物病院が無いから、去勢避妊もされてない。 大人たちは、産まれた子猫や子犬を平気で棄てていた。 そして、犬や猫は拾ったり、もらってくるものだった。 小学生のとき、拾った錆の子猫を飼い始めた。 学校から帰ってきて、家にいたら 弟が泣きながら駆け込んできた。 涙でぐしゃぐしゃ。 動揺で歪み、笑っちゃうくらい不細工な顔。 「猫が車に轢かれて死んで

忘れられない先生

娘に聞くと、就学前のことは全く憶えていないと言う。 ちょっと不思議な気持ちになる。 アタシは結構、記憶に残っている。 2歳半の孫がいるけど、この子が大人になったとき 今、起こったことを憶えていると怖いけど。 通っていた幼稚園は、お寺が経営していた。 園長先生は60歳代くらいの温厚な紳士。 婦人は、スネ夫のお母さんのイメージが 一番近いかなと思う。 朝は出席ノートにシールを貼ることから始まる。 要領の悪いアタシは、違うページを開けていることに気づかず モタモタしていた。 気