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【超要約】"アマゾン化する未来-ベゾノミクスが世界を埋め尽くす"

こんにちは。ふゆんです。
今日は、ブライアン・デュメインさんの著書"アマゾン化する未来-ベゾノミクスが世界を埋め尽くす"を紹介しようと思います。この本はアマゾンの経営戦略の全てを理解できるようになる最良の本であることは間違いない。

〇今日のお品書き
●世界はアマゾン化している
 (顧客中心、長期志向、AIフライホイール)

●世界はアマゾン化している
アマゾンは純粋に顧客中心で行動しており、長期志向であり、AIフライホイールを回すだけである。
 この著書で示したいことを要約すると上記した内容であろう。アマゾンは顧客中心長期志向AIフライホイールを常に心がけている。一つずつ説明していく。
顧客中心
アマゾンは競合他社ではなく、顧客のほうを向いている。様々な企業が失墜してしまう大きな原因のひとつとして、競合他社ばかりを意識して経営に関する意思決定を行ってしまっている点である。ジェフ・ベゾスは顧客よりも競合を気にするマネージャーを厳しく非難するという。そのくらい競合他社を意識した行いはベゾスにとって良いものではないと感じているのだろう。
長期志向
彼が残している言葉のひとつの「もし、あらゆることに2~3年で結果を出さなければならないとしたら、できることは制限されてしまいます。しかし、『大丈夫、7年かけていいんだ』と余裕があれば、突如として多くのチャンスが手に入ります」と述べている。
 AWSは長期志向の賜物であり、2003年にベゾスが下した、先見の明のある決断だといえる。それは最終的に世界最大のクラウドコンピューティング事業へと成長した。
AIフライホイール
 アマゾンが唱えるAIフライホイールとは、日本語で「弾み車(はずみぐるま)」と言われる機械部品でるが、もちろん、そのような機械部品をアマゾンが物理的に利用しているわけではなく、「本質的には、フライホイールは好循環のメタファー」であるという。アマゾンは顧客のためにコストを下げ、サービスを向上させることに、徹底的に注力している。コストを下げると、アマゾン・ドットコムを訪れる顧客が増える。すると、アクセスが増加しているアマゾンノプラットフォームに魅力を感じたサードパーティーの小売業者が引き寄せられ、それはアマゾンにさらなる売上げをもたらす。この好循環を行うだけなのだ。

今回は読みやすくすることも意識してかなり完結にまとめることができたと思う。他にもアマゾン・プライムの魅力、アレクサ、独占禁止法に関しての内容もとてもくわしく解説されていたので、この本一冊でアマゾンをかなり理解できるといえる。
 アマゾン・プライムに関しては、アマゾンは月額料金以上のサービスを提供することに成功している。会員制のビジネスで成功することはなかなか難しく、取る料金に対してそこまでのサービスを顧客に提供できないものが多い中、プライム会員は送料無料のみではなく、プライム・ビデオで映画やドラマの見放題やプライム・ミュージックで音楽が聴ける等の大きな恩恵を顧客に提供することで、顧客がアマゾン・プライムから抜け出せない状況を作り出している。
 これからも世界のアマゾン化は進み続ける可能性もあるが、GAFAを脅かすweb3.0の分野で進んでいるため、未来は誰にも分からない。分からないからこそ今後の展開に常に注目していきたいと思う。



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