2019年 05月08日

2019年 05月08日

冬木糸一

日中は週刊読書人へ寄稿した書評のゲラを戻したり普通に仕事したり。夜はカフェで方向性再検討のための打ち合わせ。良い方へ進みますように。本は『ファンベース』をKindle読み上げで20%ほど、『アダム・スミスはブレグジットを支持するか? 12人の偉大な経済学者と考える現代の課題』を100ページほど、『プレイ・マターズ 遊び心の哲学』を200ページほど読む。

今日から買った本の記録も残そう。今日はバーツラフ・シュミル『エネルギーの人類史 上・下』、村上春樹『本当の翻訳の話をしよう』、上田信『死体は誰のものか──比較文化史の視点から』、古田徹也『不道徳的倫理学講義──人生にとって運とは何か』を購入(予約購入含む)。家計簿などなにもつけてないので自分がいくら本に使っているかわからないが、本だけじゃなく趣味全般として考えると1月に10万〜15万ぐらい使っている気がする。

昨日記事書いた『ナイトフライヤー』収録の、屍人と屍使いが出てくる短篇「オーバーライド」がめっちゃ好きだから誰かにこの設定をいくらか踏襲した路線の短篇か長篇を誰か書いてくれんかなあと思うが、「屍使い」を使うのが難しそう。屍人を動かすのは高度な技能が必要で、細かい動作をさせるのはムズカシイなどの制約がある。で、だからこそ屍使い同士の戦闘がテクニカルでおもしろくなるんだけど「え、そんな操作のムズカシイ人モドキをわざわざ使う意味って何??」と言われると途端に苦しくなってしまう。

で、だから屍人と屍使いが活躍できる領域が(そして屍使い同士が屍を使って殺し合う領域が)ものすごく狭いんだよね。普通に人間がやってるんだから本体を撃ち殺した方が圧倒的にてっとりばやいもの。そう考えるとやはり短篇ならごまかせても長篇では厳しいのかも知れないな。一方で、屍使い同士のテクニカルな屍戦闘という路線を諦めるのであれば、それまでは単純な動作しかさせられなかった屍に複雑なプログラムを仕込む方法を発見した──みたいなヒキで国家を揺るがす大規模な屍人戦争みたいな展開に持っていけるかも知れない。でもそれは単調っちゃ単調だよなあ。仮にそれで長篇にするとしたらもっとケレン味がほしいところである。

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冬木糸一
書評家もしくはレビュアーを名乗ることが多い。SFマガジン、家電批評に連載を持っている。「基本読書」というブログを書いている。noteでは日常の雑記を書いている。Amazonのアソシエイトとして、huyukiitoichiは適格販売により収入を得ています