【知育菓子】大人が本気で知育菓子を作ってみたという話「つくろう!おべんとう」
知育菓子が好きだ。
スーパーのお菓子コーナーで一際目を引くものの、子供の頃は「体に悪い!」だの「高い!」だのと親によく言われたという人も多いはず。
しかしそんな知育菓子、近年目まぐるしい進化を遂げている事を皆さんはご存知だろうか。
5年ほど前、「たのしいナンカレー」という本格的なカレー味のお菓子を作れる知育菓子にどハマりし、Amazonで箱買いした過去がある。
これを機に知育菓子にハマり、スーパーでお菓子コーナーを通る度に新作をチェックするという習慣がついたのだが、今日とうとう心惹かれる新作に出会う事ができた。
それがこちら!
見た目も味もクオリティの高い知育菓子を提供してくれる事でおなじみ、クラシエの「ポッピンクッキン」シリーズから、「つくろう!おべんとう」という新作が登場していたのだ。
今回は「大人が本気で知育菓子を作ってみた」と題して、こちらの知育菓子に本気で取り組んでみようと思う。
箱を開けると、中身はこんな感じ。
ナポリタン、おにぎり、タコさんウインナー、ブロッコリー、からあげにたまごやき…心躍るお弁当のおかずたちの素がそれぞれ入っている。
そして知育菓子ではおなじみ、3角のトレーだ。
まずは水を用意し、説明書通りに作っていく事にする。
こちらはブロッコリーの素と、3角カップ一杯の水を混ぜたものだ。
粉が残らないようによーく混ぜ混ぜ。微かにメロンの香りがしてきた。
そしてお次はたまごやき!
細長いトレーの中に3角カップ一杯の水、たまごやきの素を入れてこちらもよーく混ぜ混ぜ。
レモンの香りがする!
そして子供が喜ぶお弁当おかずの定番、タコさんウインナー!
タコさんウインナーの形のトレーに、3角カップ一杯の水と微かにイチゴの香りのするタコさんウインナーの素を入れる。
お弁当の名脇役たちを一通り用意できた所で、お次はお弁当の主役であるおにぎりをつくろう!
一番大きなトレーの中に3角カップ二杯の水、そしておにぎりの素を入れてよーく混ぜ混ぜ。
すると…
なんかご飯っぽくなってきた!
こちらを、付属の型に合わせて丸めていく。
三角おにぎりと、パンダの形のおにぎりの二つだ。
フルーティな甘い匂いが漂ってきたが、見た目だけならこれは紛れもなくおにぎりである。
そしてこのおにぎりに海苔を付けていくのだが…。
トレーに「ごましおの素」を入れる。
そしておにぎりを乗せ、ぎゅっと押し付けると海苔が付くとの事だったのだが…?
ア、アレーッ!?
う、薄くない!?こんなもんでいいの!?
まばらに付いた海苔が哀愁を放っているが、気を取り直してパンダの方を試してみよう。
おにぎりを乗せて…
エエエエエッ!?
ダメだ…根本的に才能がないのかもしれない…。
パンダと言い張るにはあまりにも惨い顔面が生成されてしまった。
若干目がハートっぽくなってしまったのだけが不幸中の幸いだろうか。
気、気を取り直して次の行程へ…。
からあげの素をトレーに入れ、水を入れてよく混ぜる。こちらはオレンジの香り!
お弁当の主役といえば唐揚げだと即答できるくらいには、入っていたら嬉しいおかずの個人的ナンバーワン。
気合いを込めて丁寧に混ぜ、からあげっぽくなるように丸めていく。
おお!こちらは割とからあげっぽい!
サクサクの衣の食感が伝わってくるような、まさしく王道のからあげ!といった見た目。
顔面土砂崩れみたいなパンダの件でちょっと凹んでたけど元気出てきた。
さて次のおかずにも取り掛かるぞ!
大きいトレーにナポリタンの素と水を入れてよく混ぜる。
そしてこのナポリタンは、付属の絞り袋を使って作るようだ。
よく練って混ぜたら、絞り袋の中に入れて…。
にゅーーーーっ。
若干太麺っぽくなってしまったが、ナポリタンっぽい見た目にはなったんじゃないだろうか!
隣で横たわるパンダとの対比にノスタルジーすら感じる。
さて、ここまでできた所で、最初に下ごしらえしておいたおかずたちがそろそろ固まってきた頃だ。
フォークで軽くつついてみると…うんうん!固まってる!
レモン味の卵焼きをフォークでくるくると丸めていく。
ちゃんと本格的な卵焼きっぽい作り方をさせてくれるのが嬉しい。
そしてタコさんウインナー、ブロッコリーも丁寧に型から外して盛り付けると…。
出来た!おべんとう!!!
カラフルなおかずに囲まれると、例のパンダも少しマシに見える気がするのは気のせいだろうか。
こうして見るとからあげのリアルさに驚くが、全体的にフルーティな香りが…。
筆者はお弁当を食べる時、いつも必ず副菜から手を付ける癖がある。
好きな物は最後に取っておきたいタイプなのだ。
という訳でブロッコリーから一口。
甘い!もちろんブロッコリーの味ではないけど、どこか懐かしいメロンの風味が鼻に抜けた。
そしてきちんと三角食べを意識して、タコさんウインナー、おにぎり、卵焼き、おにぎり…と順番に食べ進めていく。
からあげに関しては見た目があまりにもからあげなので、口に入れた瞬間オレンジの味が広がって脳がバグってしまったが、全体的にくどくない甘さで個人的には好きな味だ。
ジャンクな甘味が欲しい時につい手が伸びてしまうような、馴染み深い風味と甘さがまさしく知育菓子の醍醐味。
パンダおにぎりに関してはもう言い訳のしようがない程の惨劇を引き起こしてしまったが、皆さんならきっともう少し上手に作れると思う。
これを機に、ぜひ皆さんも知育菓子の世界に足を踏み入れてはどうだろうか。
個人的オススメは冒頭で紹介した「たのしいナンカレー」だ。