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ミリアニが最終話を迎えてしまうので、全部見返して言語化しておく

ミリアニがついに終わってしまう

俺たちのミリアニがついに終わってしまう。いや、この記事を書いてる時点ではもうとっくに先行上映で最終話まで見ているのだけれど、この記事を書いてる翌日もしくは当日とかあたりにはもうテレビ放送分の最終話を迎える。最高の状態で迎えたいので、配信サイトでもう一度見返して、自分なりに作品の理解を深めておきたい。そのために言語化しておきたく、書き殴った。全話見てる前提で書いている。

第1話

始まりの話。春日未来のセリフから物語は始まる。最初見た時は、全12話で39人のアイドルをどう扱うんだろう?と不安だったのだが、この回で確信した。いちぽむの物語を中心に動いていくのだと。これはある意味で安心した。39人全員を平等に扱おうとすると薄味になると思ったからだ。一部のキャラクターにフォーカスを当てているので、深い話が期待できる。

第一話の印象だが、これは自分の経験と重なる部分があった。というのも、未来と静香が765のライブを見て感動し、アイドルへの憧れを強める。特に未来にとっては初めてのライブ。その様子が自分の初めての体験とかなり合致していた。

自分がアイドルマスターにハマったり、音楽系のコンテンツを追いかけるようになったり、リアルのライブへ通うようになった全ての始まりがアイドルマスター、765プロオールスターズだった。劇場で観た「M@STERPIECE」、人生で初めて行った765プロ9thライブ、あれを観て感動して、憧れを抱いた自分の姿を未来に重ねた。765のパフォーマンスを観て目を輝かせる未来を見て、お前の目に映ってるものはとても素晴らしいものだろうと、凄く感情移入することができた。

自分はアイドルになりたいという方向ではもちろん無かったが、人生の大きなターニングポイントという点では俺と未来にとって765プロのライブは同じくらい大きいものだと思う。未来という子について、凄く共感できる子だなと思ったと同時に、このミリアニのクオリティが予想以上に高かったことに驚いていた。

第2話

この話では主に未来と静香が共に練習をしてオーディションに臨む姿が描かれる。そして、1話では影の薄かった翼が未来と静香にら関わりを持つ。

この2話は登場人物、主にいちぽむについての性格だったりを理解する内容になっていると感じる。

春日未来、彼女は練習の最中は失敗こそ多いが、頑張ろうと決めたことには真っ直ぐ取り組んで、しっかり自分のダメなところを認めることができて、前向きに努力ができる子。そして周囲もそんな未来に引っ張られて、頑張ろうと思える雰囲気にさせてくれるんだろうというのが静香の様子から伺える。

最上静香、彼女はアイドルに対して誰よりも強い憧れを抱いて真剣に取り組んでいる。しかし、真面目すぎて色々なことを抱えがち。芯が強くて頼り甲斐がありそうに見えるが、打たれ弱いところがある。練習の時の回想や、オーディションの様子からそんな様子が伺える。

そして前述したように、主にこの2人が練習に取り組み、オーディションに臨んで合格していく。その練習の様子だったり、オーディションの前の会話だったりから、この2人の関係がものすごく特別なものになっているということがわかる。未来がアイドルに憧れたきっかけは静香、静香の心の支えとして存在する未来。この2人の関係は尊い。

伊吹翼、彼女がアイドルをやる動機は少しふわっとしている。しかし、見る人を惹きつける天賦の才能を持つ。その才能を見込まれてスカウトされた。正直2話に限ってはそれくらいの印象。かわいい。

集団幻覚、100万の輝き…はよくわからない。

第3話

原っぱ〜〜!?すっご〜い!って言っちゃう未来がほんま純粋で可愛くてたまらなかった。この子のころころ変わる表情は見ていて面白い。ミリアニやスタマスを通して春日未来が大好きになってる。

第3話ではオーディションで合格した後、ミリオンスターズを結成!という話。いろんな子が出てくる。

ロコ、第一印象がヤバい。変なオブジェクトを作ってルー大柴のような独特な言葉遣い。かなりセンスが尖っているキャラなんだろうということがわかる。

まつり姫、第一印象がヤバい。馬に乗って現れて、はいほー!一体彼女は何者なんだ。イかれてる!と思いきや、百合子がバテる様子を気にして気分転換を提案したり、シアターの工事現場に差し入れしてて現場大臣さんと良好な関係を築いていたり、かなり周りをよく見ている。凄く気配りがうまい。深みがある女だと思う。 

永吉昴、高坂海美、第一印象がヤバい。室内で野球をしている。脚が綺麗。かなりアクティブ系の人たちなんだろうというのがわかる。

七尾百合子、ようやく現れた真面目!と思いきや、いきなり1人の世界に没入するなかなかヤバい女。色んな人にイジられたり、練習でバテて突き出すケツが可愛い。
そして百合子が使ったあたりから、この「合格一期生」という言葉がやたら使われるようになる。というのは、映画「輝きの向こう側へ」で先行登場した人達。赤羽Pがいる時点で確定しているようなものだが、パラレルではなくしっかりと前までの765のアニメの物語の延長線に存在している話だということがわかる。それが大体半年前くらいということも。とても良い!自分にとっても映画は特別なシナリオだから。

野々原茜、第一印象がヤバい。勝手に大量に自分のグッズを受注する。3Dの良さをフルに活かした細かい手の動き。いろいろ激しい。

いろいろあった後に、屋上から見る綺麗な景色。そして流れるlegend girls。純粋にエモい。そして百合子がステージから見える景色、魅力を語る。映画の経験を踏まえてすごく成長している様子が見える。そして、彼女たちのデビューに対する憧れが深まっていく。憧れて、待ちきれない。なら自分たちで迎えに行けばいい!未来の主人公力が開花した。

未来と百合子の関係も特別めいた何かが芽生えている。百合子とまつり姫のやりとりも、まつり姫がヤバい。ヤバいってのは、自分は気を遣いまくってるのに、人には自分に気を遣わせないように振る舞ってるところ。すげえよコイツ。深い女やで。

第4話

翼の「ダメぇ?」が可愛すぎる。俺はこれで堕ちた。

原っぱライブ企画、始動!色んなアイドルが、色んなことをなんやかんやしていく。前回以上にハイスピードでかわるがわるメンバーが出てくる。そして、なんでもアリ!と暴走していく。

この回は周防桃子がかなり目立つ。暴走しすぎて冷静になろう、というシーンでかなりクリティカルな発言をする。彼女は年若いが、子役経験者で芸歴が長い。プライドが高く容赦がない。だが彼女の言うことはもっともだ。誰よりも現実をよく見ている。幼いのにしっかりした子やで。しかし、仲間の言葉を通じて考えを修正していく。ミリアニはアイドル同士が関わり合って成長していく描写がとても多い。

ギスギスして、バラバラになってしまった様子を見て落ち込む未来。プロデューサーに対して打ち明ける本音、そしてそれに応えるプロデューサー。ここはしっかりプロデューサーしてるなって感じた。明るくなる未来の表情が見れてとても嬉しい。よくこの表情を取り戻させた。

そしてしれっとマイクのスイッチを入れて会話を放送させる翼。やりやがったでコイツ。未来に対しても言いたいことがあるなら言ったほうが良いって言ってたし、人の気持ちに敏感なところが彼女にはあるのかもしれない。

第5話

ジュリア「なんだかこれちょっと似てるな、武道館に。」
俺「本当?」

ついに原っぱライブが本格始動。みんなで作る、遅くまで残って、手作りの武道館。
いろんなアイドルが関わり合っていく様子が描かれる。個性爆発のオンパレード。そしてアイドル同士がクロッシングしていくことでケミカルアクションを起こしてエクスプロージョンしていく。

ミリオンスターズのバタフライのロゴって、そういう経緯で出来あがっちゃったのか…意外な事実が判明する。ロコの喋り方凄く面白くて好き。うつっちゃった。

協力して準備して、ようやく完成する。準備の様子がかなり描かれているので、完成した時の感動した様子も一際輝いて見える。
ようやく実現した手作りのライブ。ステージに立つ表情が眩しい。We Have A Dreamがかなりシチュエーションにマッチしてる。そして茜ちゃんのマシンガントークが凄い。
そしてついにくる最後のライブ、Thank you!。手作りの武道館を、みんなで手を繋いで、一緒に歌う。バラバラだったミリオンスターズの心が、この原っぱライブを通して一つになったことの象徴である。
時間をかけて準備し、真剣に様々な取り組みを披露し、最後は心を一つにして歌う様子を描いている。彼女たちにとって、この原っぱライブは特別なものになったのだろうということがわかる。ここでつむつむと歌織さんを出したのも、この原っぱライブでの感動を共有させるためなのだろう。

このシーンを踏まえて、改めて11話を見ると感動が一際増す。ジュリアの歌で再び一つになるミリオンスターズ、あの時1番初めに歌い出した可憐がまたあの時ようにみんなで歌を…と。演出が深い。

パッパが出現して不穏な様子、どうなる。

第6話

静香、オーディションの面接で全然言えなかったって言ってたのに、思いはバチコリ伝わってるじゃねえか…

つむつむと歌織さんが加入する。つむつむはかなりポンコツ、歌織さんはボーカルモンスター。バケモノがやってきたで。
そして、デビューの話が進んでいく。

そしてつむつむのポンコツが炸裂する。すごく可愛い。宿無しの彼女は未来の家へひとまず泊まっていくことに。彼女の両親ほんま暖かすぎる。そしてまたつむつむに炸裂する主人公力。前向きな彼女の言葉がつむつむを勇気づける。彼女のこういう他人に前を向かせるところほんま好き。

静香と志保がバチバチにやり合う。こっちはまた未来とつむつむの関係とは違った方向性で互いに影響を与える。容赦なく殴って前を向かせるような感じ。何度も書くようだけど、アイドル同士が密に関わり合って成長していく描写がとても良い。

披露されるチーム1stのデビュー曲「Star Impression」。Blue Symphonyを想起させる過剰な音楽の暴力だった。まさにこれから輝き出す星々を、大衆の心に刻み付ける。そんな曲。

第7話

チーム2ndとチーム3rd合同のデビューイベント。無人島でバトル。環が可愛すぎる。

これはいわゆる水着のテコ入れ海というものだろうか。内容が意味不明だ。環が可愛すぎる。
一応狙いとしては、観てる人がアイドルを応援したくなるように、一生懸命に頑張る姿を演出したかったらしい。可憐の水着がスケベすぎてそれどころではない気がする。あまりのスケベさにロープが悲鳴をあげてしまった。危険すぎる。
水着で体が濡れてるアイドルに刃物を握らせて木材を加工させるな。絶対ケガするぞ。
断崖絶壁チュパカブラ。お前、環になんてことしてんだ。危ねえだろ!!
琴葉と恵美のファイト1発が熱い。最後のポール上り、SASUKEじゃねえか!!体のすごくしなやかな動きを駆使してチュパカブラを撃退する。海美がカッコ良すぎる。この回で海美にハマった。

そして披露される「海風とカスタネット」。アイドルらしい明るい楽曲。素晴らしいで。ビーチに沈む夕陽がエモさをより際立たせる。
ここで「オレンジノキオク」が披露されてても違和感は無かっただろうな。よく出来てる。

第8話

チーム4thのデビューイベント。子供な見た目だが大人なレディこのみお姉さんが引っ張っていくようだ。プロデューサーは別の場所で5thのイベントに。またプロデューサーの影が薄くなっていくのか?遊園地でのデビューイベントだが、会場にトラブルが。

会場が水没、代わりのステージはボロボロ、開幕したら観客すっからかん、コレどうなってんの?扱いがちょっと雑とちがいますか?

このみお姉さんが見どころ。最年長なのでしっかりしなきゃと悩む彼女が、自分も誰かに頼っていいんだと、プロデューサーのやりとりで気付く。このみさんの心の支えとしてプロデューサーがいる。そして自分だけじゃなくてみんなでやっていくんだと前へ進んでく。そのこのみさんに引っ張られて、チーム4th全体が前を向いて進んでいく。成功してよかったね!成功に向けて頑張る様子が詳細に描かれていたので、感動も一際。夕陽を背にした彼女の笑顔が眩しい。

亜里沙も活躍している。様々なコンテンツに触れている彼女だからこそステージの演出を構成していくことができた。子役探偵を活躍させる物語は彼女がいなければ無かっただろう。

桃子の頑張る様子も素晴らしい。プライドが高く頑固な彼女も、メンバーに影響されて柔軟に考えられるようになっていって、アイドルとしての表現の幅が大きくなっていく。

第9話

雑に消化されるUnknown Boxの開き方…

いよいよ物語の本筋がクライマックスに向けて動き出す。チーム8thが765プロのバックダンサーに。そこで先輩たちと触れ合い、それぞれが影響を受けて成長していくための伏線を張っていくのがポイント。
静香と千早。「アイドルにとって大切なもの」とは…静香のこれからに目が離せない。10話で早速、彼女はアイドルにとって大切なものを知ることになる。
リハで自信喪失するつむつむと歌織。このシーンは、しっかり先輩してる雪歩の姿に感動。真と伊織の相変わらずバチバチしあうやりとりを見て、泣いた。
翼と美希。未来は翼が才能に頼ってこなしていることを見抜いてる。「本気じゃない」という言葉を受け取った翼がこれからどうなっていくのか、目が離せない。11話で彼女の本気が炸裂する。
未来と春香。ステージから見える景色についての話。綺麗な景色を見たい、お客さん一人一人に歌を届けるために、頑張ろう。これが11話のジャンケンの涙に繋がっているのか…。

READY!!ブチ上がらずにはいられない!!
体に染みついたコール。親の顔より見た振り付け。READY!!という曲の全ての要素が神。劇場で観た時は涙を抑えられなかった。この曲が好きすぎる。
舞台袖でグッとステージを見るPを見守る赤羽PもREADY!!のOP映像再現で何かクるものがあった。

それ以降

いろいろやってたら改めて10話、11話を見る時間が確保できなかった。だがこの2つはもうかなりリピートした。この話について書き留めたものももうあるので、それを持って終わりにしたいと思う。

10話

11話

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