福岡正信さん 世界戦略語る

月刊「マクロビオティック」98年5月号より

--編集室便り--




数年前、四国の自然農法家福岡正信先生を訪ねた際、妙な話を耳にした。

その当時から10年以上昔、稲の種子ピジネス関連の弁護士が米国から訪ねてきた。

その一介の弁護士から、今後10年間に日本で発生する大きな出来事を10ケ条にわたっ­てメモ書きしたものを手渡された。

80歳を過ぎ最後の著作に取リ掛かる際、たまたまそのメモ書きが出てきたという。

驚いたことに 10ヶ条中9ヶ条がすでに的中しているのだ。そのなかには国鉄の解体・専売法の廃止な­どが盛り込まれていた。

その弁護士が別れ際、最後の10ヶ条目が実現したとき、日本は数千年にわたって形成し­てきた大切なものを根底から失うと断言したという。




その10ケ条目とは外国の弁護士が日本で活動できることだ。



利害損得を主張することが不得手な民族の特性に軌道修正を加えるわけだ。

そういう目で見れぱ、男女同権やPL法など拍車を掛ける下地が出来上がりつつある。

つい最近の新聞に『外国弁護士、経験3年で資格・法務省規制緩和で期間短縮へ』と小さ­な囲み記事が目に付いた。
しかし、当面は『母国の法律に関わる案件しか扱えない』とあり、10ケ条目には該当し­ない。
しかし下地は 十分仕上がっている。

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