日本脳炎予防接種:死亡男児、併用禁止薬を服用

日本脳炎予防接種:死亡男児、併用禁止薬を服用

毎日新聞 2012年11月01日 12時04分(最終更新 11月01日 12時20分)
 岐阜県美濃市の男児(10)が日本脳炎の予防接種直後に急死した問題で、男児がかかりつけの医師から併用が禁じられている薬を処方されていたことが、厚生労働省への取材で分かった。一緒に服用すると不整脈により死亡する危険性があるとされ、同省は薬の併用と死亡との関連について調べている。

 男児の母親によると、男児は広汎(こうはん)性発達障害による興奮を抑えるため2種類の薬を服用。今年9月からは夜尿症を抑える薬も処方され、3種類を毎日飲むように指示されていた。予防接種の前日夕にも服用し、当日は飲んでいなかったという。

 厚労省によると、興奮を抑える薬1種と夜尿症を抑える薬を併用すると脈が乱れて意識を失うことがあり、死亡する危険性もあるとされている。母親は「かかりつけ医を信頼しており、指示通りに飲ませていた。併用禁止とは知らなかった」と話している。

 男児は10月17日、美濃市内の小児科医院でワクチン接種を受け、約5分後に心肺停止となって約2時間後に死亡が確認された。かかりつけ医とこの小児科医院は別。岐阜県警も併用の危険性について把握しており、「処方した医師を含め関係先から事情を聴きたい」としている。【加藤沙波、三上剛輝】
恐れていたことが起きました。ワクチンばかりに目を奪われていたニュースでしたが、実はとんでもない向精神薬処方をされていました。厚生労働省に確認をとれましたが、以下のような処方がされていました。

・ピモジド(商品名:オーラップ)
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179022C1034_1_06/
・塩酸セルトラリン(商品名:ジェイゾロフト)
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179046F1028_2_05/
・アルピプラゾール(商品名:エビリファイ)
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179045B1021_1_17/

ピモジドと塩酸セルトラリンの併用は禁忌です。この組み合わせもあり得ませんが、塩酸セルトラリン(抗うつ薬SSRI)とアルピプラゾール(抗精神病薬)の組み合わせも意味不明です。だいたい塩酸セルトラリンは発達障害の薬でもありませんし、興奮を抑える薬でもありません。

「かかりつけ医を信頼しており、指示通りに飲ませていた。併用禁止とは知らなかった」という母親の言葉が全てを表しています。

子どもに安易に向精神薬を投与する精神科医を信頼するということがいかに致命的であるのかがわかります。

日本児童青年精神医学会の皆様、是非開催中の総会で見解をうかがいたいです。

※追記1
中日新聞では、そのかかりつけ医のコメントが出ています。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121101110007541
「問題の2つの薬の併用がいけないという指定があることは知っていた。あの薬が、処方した量で影響を与えるとは思えない。少量であれば安全という判断だ」

※追記2
通院や処方の経緯の詳細はこちら
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ndoo-att/2r9852000002ndq5.pdf

(3) 接種時までの治療等の状況
幼児期に広汎性発達障害と診断され、平成23年児童精神科通院開始。薬剤の変更を経て、平成24年6月よりピモジド製剤+アリピプラゾールにて内服加療。9月、前記2剤に塩酸セルトラリンを追加処方し、内服薬3剤併用。

やはり児童精神科でした。一体どこの児童精神科なのでしょうか?
これ以上被害を増やさないようにするため、情報が入り次第医療機関名や主治医名を公表しますね。
情報ご存知の方、教えて下さい。

精神科医の犯罪を問うYahooブログ様より
http://bit.ly/1pVU2fP

専門家である医師が併用禁忌のことを知らなかったでは済まされないでしょう。
これは、2年前に起きたことですが、今もワクチン接種は行われ、お子様に向精神薬の投与は行われております。

併用禁忌の薬でぐぐるとこのような情報もあります。
お薬を服用なさっている方は、ご自分や、ご家族が服用なさっている薬のことくらいは自分で調べてみましょう。

http://www.jah.ne.jp/~kako/kinki/kinki_2.html

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