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STEM教育とは?

プログラミング教育に関しては、AI(人工知能)と共に最近かなり話題になっているのでなんとなくでも理解ができる方が多いと思います。
では”STEM”という言葉を説明できる方は、どれくらいいるでしょうか?
おそらく、教育関係者もしくは、AIや人工知能について少し興味のある方であればご存知なのかもしれません。
日本ではまだ耳にしない言葉ですが、アメリカや世界に目を向けてみると"STEM"という言葉の方が圧倒的に認知度が高いです。

STEMとは

Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Mathematics(数学)

それぞれの頭文字をとって STEM(ステム)といっています。オバマ前アメリカ大統領が、 2012年からSTEM教育の重要性を説きアメリカでは話題にはなっているのですが、日本ではまだまだ耳にすることは少ないと思います。ただし2020年にプログラミング教育が小学校で必修化になる頃から間違いなくSTEM教育は日本においてもプログラミングの上位概念として重要になります。先日、有楽町のビックカメラにいった時に「STEMコーナー」というのが設置されていて、じわじわと日本にもその波が来ていることを実感しました。

プログラミング教育との違いは何か?

プログラミングとは、あくまでもコンピュータを動かすための言語にすぎないです。過ぎないと言ってもその可能性が限りなく大きく重要であるのはみなさんもご存知の通りです。
プログラミングも比較した時に、”STEM”は、かなり広域です。

図のようにSTEMの中の一部にプログラミングがあるというようなイメージです。
2020年から、小学校でプログラミングが必修になることで
子供にプログラミングを学ばせるということに興味がある、親御さんが多くなっていると思います。
その証拠として子供に習わせたい習い事ランキングにプログラミングがどんどんランクインしています。
データ元がいろいろあるのですが、とにかくプログラミング教育に対しての注目度が急上昇していることは間違いありません。
ただし、重要なのは、プログラミングの知識をつけることではありません。
文科省も伝えているのですが、プログラミングによって、プログラミング的思考を身につけるということが目的とされています。
「Aという結論」を導き出すための論理的思考を身に付けることが重要なのです。

なぜプログラミング的思考が重要になるのか?

産業革命によって、人の物質的な豊かさは一気に向上しました。
そして今は情報革命の真っ只中です。情報革命によって、情報をたくさん取得することができるようになります。答えのある解答はすぐにgoogleで検索をすれば1秒で解答されます。世界中の情報が言語だって翻訳されて見ることができます。
つまり、正しい答えを導き出すという能力の必要性が低くなります。
そうなると”人の価値”というのはどこに出るのか?
それが物事の正解を疑うようなクリティカル・シンキングだったり論理的思考のロジカル・シンキングだったりします。
なぜならコンピュータは”グレーゾーン”が苦手だからです。コンピュータの世界は「1、0」つまり「白か黒」です。このグレーゾーンの意思決定を人がするということ、それができるような知識・スキルが必要だということなのです。
その知識・スキルが日本では”プログラミング”世界では”STEM”だと言っています。
こう考えるとプログラミングよりもSTEMの方がより重要に思えてきませんか?

プログラミング的思考だけで良いの?


また、私は自ら導いた思考を自らアウトプットできる”表現力”も人としての価値だと思っています。
つまり、自ら考え、その考えをアウトプットできる人材
そんな人材がAI時代においてもしっかりとValueを出して”ワクワク”生きていくことができると思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでも何かを感じてもらえたら嬉しいです^_^