自分なりに昨年の薬機法改正と薬剤師業務を考えてみた(私見です)

みなさんこんにちは(^^)/

本日投稿2日目です。

 

さて、年始でもありますしテレビとか、例えば会社員の方とかだと仕事始めで社長さんが「業界の動向」なんて感じで新年のご挨拶をされているとは思いますので

私なりに(私見が入っているかもしれませんが・・・)薬剤師の2020年の業界動向なんかを書いてみます。

 

昨年は、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の改正案が12月に可決・成立し12月4日に公布となりました。

施行に関しては調整されている途中と聞いていますが、2020年以降で順次施行されていくと思います。

薬機法改定については、今後また述べていくとして、この薬機法改正が今後の診療報酬に影響を及ぼし、保険調剤薬局で働く薬剤師、病院で働く薬剤師の働き方や、お給料なんかに影響してきますよね。

 

薬機法改正では保険調剤薬局に主にかかわる部分として

「地域で患者が安心して医薬品を使う事ができるようにするための薬剤師・薬局のあり方の見直し」って項目が肝になるかとは思います。

その中の項目で

継続的な服薬指導の把握と服薬指導の義務、服薬状況等に関する情報の医師等への提供の努力義務の導入
特定の機能を有する薬局(地域連携薬局、専門医療機関連携薬局)の知事認定制度の導入
テレビ電話による服薬指導の導入

以上の3点が挙げられています。

深く掘り下げる機会はまた設けるとして

ざっくり申し上げると、処方箋による医薬品(保険調剤)、OTC医薬品販売にせよ

お客さん(患者さん)が医薬品を服用した後のフォローが法律によって薬剤師の仕事として義務になった

って事が大切ですよね。

 

「でも服薬した後のフォローって言われても…」

「処方されているお薬を説明指導するだけでも手がいっぱいで…」

って声もよく耳にします。

 

でも、よく考えてください

処方箋によってお薬が処方

→患者に薬剤師によって服薬指導がされる

→帰宅後患者は、薬剤師から指導受けた副作用や使用上の注意に気を配りながらお薬を使用する

→再度、薬剤師から使用しての問題点(症状が改善したのか?、副作用は出なかったのか?再度この薬で様子を見るのか?)などを聞き取りし問題点がある場合は薬歴に記入

→問題点ある場合は処方医師に報告して治療計画の参考にしていただく

 

単純に考えても、一つの処方でこれだけの薬物治療計画が出来るわけです。

 

私たちは、以前からこれに近い服薬指導は行っていましたが、

法律を通じて「薬物治療という一つの形」に出来るきっかけになったってことです!!

 

ゆえに、今まで業務としてしてきたことを、体系的に形に残し、医師によりよい薬物治療を行ってもらえるような手助けが出来る機会を、薬剤師という職能でしか出来ないを与えてもらったようなもんです。

 

他の項目についても追々解説していきたいとは思いますので宜しくお願い致します。

 

最後になりますが

薬剤師として、目の前の患者とどう向き合うのか?

このテーマを追求するいい年になると思いますので頑張っていきたいと思います。

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