長編小説を書けるまでの練習帳21

小説書いてない日がもうすぐ1週間になる。

街中を歩いていたり、川沿いを散歩していたりすると、こんな話書きたいとか、こんな展開面白そうとかけっこう浮かぶ。でも1文字だって書いてない。

そもそも初めて書くまでに数年の歳月を要した。それくらい自分に自信もないし、とにかく自分が書くことが許せない。

未だに小説好きなんだよねと友達に話すこともできない。できたとしても震え声。

こんな自分も書けば変わるかなと思ったけど、何も変わらない。変わってるのかもしれないけど、一番変わりたいところは変わってないように感じる。

読んでくれてるのは、すごくありがたいし、嬉しい。でも書いてる自分を、いつも自分が責めるのが辛い。僕だけじゃないと思うけど。

今日はゆっくり考えた。どう生きたいのか、どうなりたいのか、この問い何百回目だよとつっこみを入れながら。正直遠い先のことまでは意識が向かなかった。いや、別に遠くはないんだろうけど。感覚的に遠い将来のことは置いといて、今年、何を達成したいか考えた。

一個だけ絶対やりたいことが出てきた。

それだけはやりたい。上手く説明できないけれど、困ってる人を助けること。活動事態はもう四年前からしてて、この数ヵ月はサボっていた。正直、自分で精一杯だった。活動メンバーは、早く復帰してねと笑って話しかけてくれる。本当にありがたいし、この人たちだけは裏切れない。その活動を再開することは絶対にやりたい。

じゃあ、個人的にやりたいことはないのかと。考える。けっこうやりたそうなのが頭に浮かぶけど、どうも完璧主義なのか、浮かぶと同時に却下の札も一緒にあがる。

「軽い気持ちでやるならやめとけよ。またどうせすぐやめるぞ」

こいつがいつも同じことを言う。でも自分の性格的に軽い気持ちでやりたいことを持ち出すとは思えないし、別に軽い気持ちでやればいいよと思った。

少々拗らせてしまったのか、自分の尊敬する人達の共通点を考えた。彼らの何に惹かれたのか。まとめるとこんな感じになった。

""自分で決めて、それを貫き、逃げずに歩き続けた人たち。そしてそれなりの結果を出した人たち。""

あくまで感覚的にまとめただけなんだけど、昔から軸欲しい、軸欲しいと思ってた。

もちろん彼らも口に出さないだけで色んな壁を乗り越えての今なんだと思うけど、最初からすごかったわけではない。

じぶんも、こっちがいいよと言われても、頑固だから、いや俺はこっちがいいみたいな性格だった。これは直らないんじゃないかと思う。というか直す必要がないと思う。

あとは固めていくだけ。引きずられないように。固く強く大きく、でも柔らかく折れないように太く太く育てるだけだ。

あとはそうだな。

やっぱり小説は書きたいな。