長編小説を書けるまでの練習帳8
今日もまたあの恐ろしい病がやってきた
「俺の小説なんかどうせ誰も読まないだろうな」
「全然、面白くない。もう書きたくない」
「これ書くより、もっと面白そうなテーマで書いた方がいいのでは?」
書いてる途中からもう大合唱(笑)
まぁそんな日もありますよね。気分転換に指南書読んでも、売れてる小説読んでも落ち込む(意志が下がってるときは、それ気分転換にならないでしょってことも気づかない)
それで、ちょっとからだ動かしたりして、なんで小説書き始めたんだっけ?って考え始めた。確かにたくさんの人に読んでもらいたいし、面白いものが描けるならそれに越したことはない。
でも一番は、自分を変えるために。やりとげて成長するために始めたはずだし、書きたくて始めたんだ。
でも今やってるのはランニングであって、決してシュートやパスを磨く段階ではないなと、ここでまともな思考が戻ってきた。
確実に以前より文章力は上がっているし、執筆に費やす時間も増えてきている。できることは格段に増えている。
そうなってくると、早く書きたくなってくる。
僕はどうしようもないとき、夜の河原を走ったり、歩いたりしながら、ふわふわした状態を一度作る。そしたらどんどん描きたいエピソードが浮かんできて、モチーフになるキャラやイメージに近い音楽が流れてくる。
そうなったらあとは書くだけ。
今日もなんとか続きを書くことができた。
そういえば、この小説のテーマも、小さな一歩を愛することだったなと今さら思い出したり、それで笑ったりした。
小説はマラソンだ。
辛くなったとき、次の電柱までは走れそうだとプロのマラソン選手は考えるらしい。
自分も、次の話までは書けそうだ。なんとかまた頑張れそうな気がする。