ハンデ戦について考えるbyスタッフ③

具体的なアイデアについて

ドラゴンのアイデア

彼のアイデアはスイスドロー形式のタイブレイカーの一番目の項目をランク大きさで決めることにすれば実現できそうだ。(より具体的に言うとこれのスイス式の順位の決定の1と2の間にランクが高いものと挿入する。)
これならば勝敗とランク申請で得られるリターンが逆転することはない。

導入するうえで注意しなければならないことがある。この大会は優勝を目指す大会ではなく順位を競う大会にしなければならないということだ。優勝をめざす大会ならば最低ランクが最適解になるからだ。 通常の大会は上位三名を表彰するのが一般的だが上位の三割程度に商品を与える必要があると考える。また、その商品は順位によって価値の大小関係があり細かく差がついてるとよいと思われる。想像しにくいと思うがのちの具体例で示す。

これにより"ハンデ戦の弱点②対局外の内容が勝敗に関与している。"が軽減された。

ランクの擦り合わせ

では”ハンデ戦の弱点①ランクの擦り合わせ”も解決していく。

これの解決方法はシンプルだ。ランクの申告を特定のネット碁準拠にすればよい。受付やエントリーフォームで参加者のランクがわかる画面の画像を提示してもらうようにすればよい。
しかし、誰もが特定のネット碁のユーザーでないことが予想される。なので、ランクの画像を提示に協力した参加者は参加費100円引きといった軽いインセンティブのみがよい思われる。また、特定のネット碁のユーザーでない参加者も大会側から基準が提示されていたほうがランクの申告がしやすい。

大会概要の具体例

ハンデ戦 一段級差で一子 同じ段級でニギリ
参加費 1100円 (エントリーフォームに野狸の段級がわかるスクショを張れば100円引き)
定員32人
スイスドロー固定五回戦

順位の決め方
1、2、3の順で比較していく
1 勝ち星が多い者
2 段級が高い者
3 対戦相手の勝ち星の和が多いもの

商品
優勝 席料無料券
準優勝 ドリンク三杯無料券
三位 ドリンク二杯無料券
四位 ドリンク一杯無料券
五位~八位 300円割引券

このような大会だとハンデ戦の弱点を回避できより参加者が楽しめる大会になるのではないか。

最後に

不思議の国のアリス杯運営チーム「龍の住処」では大会運営の稼働だけでなくより良い囲碁の大会を探求する活動も行っています。具体例で示したような大会をすぐに開催することはありませんがこれ以外にも様々な大会のアイデアを持っています。この記事を読んで「龍の住処」に興味がでた方や大会運営に興味がある人はぜひスタッフを募集しているのでTwitterの@hushigigoのDMなどでお声がけください。

お読みいただきありがとうございました。

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