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サメ肉がおいしすぎたので書く

茨城県の海沿いに住んでいます。
これは自慢なのですが、ここに住んでいればおいしい魚には事欠きません。

が、このたび「もっと早く知りたかった…」と思う魚に出会いました。

サメです。

見慣れない肉

いつもの日曜日のスーパー。
シーフードのコーナーに見慣れない肉が並んでいた。
「毛鹿さめ」
白っぽく、肉厚で、そしてお安い(大きな切り身2枚で189円!)
サメ…。サメの肉ってこんな感じなのか。なんか想像と違う。
そも、どうやって料理するのか。
分からんが、食べたことないしチャレンジしてみる?と夫と話し、人生初のサメ肉を買ってきた。

レシピをググってみると、ソテーや唐揚げ、煮つけなどいろいろな料理が出てくる。知らない世界である。私が知らなかっただけか。
そんなこんなで、最初に作ったのはこのレシピ。

もうかさめのムニエル

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思ったより早く火が通るなあ、という感じ。スープは生のとうもろこしで作ったかつおだしのポタージュ。

うまい

人生初の食べ物を食べるのは久しぶりだし、なんせ、サメである。ワイルドな味がするんじゃなかろうか…などと思いながら一口。

お い し い

一瞬でも疑ってすみませんでした。
まず、食感が超ふわっっっふわ。ワイルドの対極。ここからあのシャープでかっこいいサメの姿を想像するのは相当難しい、そのくらい外観とギャップがある。
そして油(今回はオリーブオイル)との相性が最高。味がたんぱくで癖がないので、これはいろいろな調理法が存在するのも納得である。
私は今、良質なたんぱく質を摂取している…。
このボリュームで一人分90円って大丈夫ですか?と逆に心配になる、それくらい美味しい。

毛鹿サメ=ネズミザメ

ネズミザメ(Wikipedia)
毛鹿さめというのはネズミザメの別名ということがわかった。
うーん、やはり姿を見るとTHE・サメである。ワイルド。
ネズミザメを食する地域には偏りがあるらしく、主な水揚げ港である気仙沼港周辺や東北地方、栃木県ではかなりポピュラーで、関東地方では時々見かける程度。それ以外の地域ではほとんど見かけないそうだ。

茨城でももっと売ってください。

また頂きました

モウカサメにいわゆる旬はなく、一年中流通する魚ではあるようなのだが、行きつけのスーパーの鮮魚担当者が気に入ったのか、最近ちょくちょく毛鹿さめを見かけるようになった。
次はこれを作りました。

もうかさめのガーリックバターソテー

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こちらも大変美味しゅうございました。

さめブームはもうしばらく続きそうである。

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