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第3回|まずは経費計画から考えよう|はじめての補助金講座


はじめに

こんにちは、ハリー・サポーターです。

この『はじめての補助金講座』では、補助金に興味を持った方に向けて、補助金がどういうものなのか、全6回で分かりやすく解説していきます。

第3回では、どんな経費が補助対象になるのか。参考に、『小規模事業者持続化補助金』の補助対象経費をご紹介します。それでは、内容に入っていきましょう。

1.機械装置等費

物の購入は、基本的に『機械装置等費』です。飲食店なら、業務用冷凍冷蔵庫やコールドテーブル、鍋なども補助対象になります。小売店ならショーケースも補助対象です。その他に、ソフトウェアの購入なども補助対象です。

なお、よくご相談頂くのが、パソコン・タブレット・携帯電話ですが、補助対象になりません。その他、いわゆる汎用プリンターやその他のパソコン周辺機器なども補助対象外です。

2.広報費

商品やサービスを宣伝するための、チラシなどの作成費が補助対象になります。チラシの新聞折込・ポスティングも補助対象です。

あくまで、『商品やサービスを宣伝するため』でなければなりません。名刺や会社案内パンフレットは補助対象外です。

3.ウェブサイト関連費

ホームページやECサイト、動画などの制作費が補助対象です。その他、検索広告・SNS広告などの広告費も補助対象です。

小規模事業者持続化補助金では、『ウェブサイト関連費』は、補助額の4分の1までしか対象になりません。そのため、かなり使いづらくなっています。

創業助成などが対象になる事業者などは、合わせて申請しておくことができるので、ウェブ関連は小規模事業者持続化補助金の経費にはせず、創業助成メインで進めるケースも少なくありません。

4.借料

新たに借りたテナントなどの家賃が補助対象になります。主に、姉妹店の開設や倉庫の設置などに利用されます。また、商店街の期間限定店舗などでも利用されています。

さらに、マンションの一室などでもOKなので、出張エステをしていた方が、マンションを借りて開業したり、YouTuberの方が動画撮影・編集のためにマンションを借りたりするような内容でも、採択されています。

5.委託・外注費

これは主に、店舗改装です。もちろん、それ以外にも、商談のためのスペースを確保や、展示会等での展示スペースの改装などにも利用可能です。

6.その他

展示会の出展費用、旅費、新商品開発のための材料費、書籍の購入、設備の処分なども補助対象になります。

まとめ

『小規模事業者持続化補助金』は、店舗の集客は、本当に使いやすいです。

一方、ウェブサイト関連費が、補助額の4分の1までとされています。そのため、『設備などは特にはいらない、集客は主にウェブ、打ち合わせもウェブ』というようなビジネスでは、決して使いやすくはありません。

ただ、そういったビジネスでも、工夫して、上手に活用して、顧客を増やしている会社はたくさんあります。ぜひ、あなたも、本補助金を上手に活用してみてください。

それではまた!

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