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第2回|東京都の事業者向け、定番補助金|はじめての補助金講座


はじめに

こんにちは、ハリー・サポーターです。

この『はじめての補助金講座』では、補助金に興味を持った方に向けて、補助金がどういうものなのか、全6回で分かりやすく解説していきます。

第2回では、東京都の事業者向けに、定番となる補助金をご紹介します。それでは、内容に入っていきましょう。

1. 小規模事業者持続化補助金

まずは、『小規模事業者持続化補助金』。これは全国で利用されている国の補助金です。2024年初夏までに募集された分では、補助額は最大250万円となっています。

店舗による利用が多いです。チラシの折り込み・ポスティングや、キッチン設備・空調などの設備の購入、店舗の改装などに使われています。

なお、小規模事業者であれば、幅広く申請可能です。小さい会社はもちろん、主婦やサラリーマンの副業などでも、採択されてきました。家賃も補助対象になるので、動画撮影用などとして、新たにマンションを借りたような事業主さんもいらっしゃいます。

ただし、2024年から、採択率が大きく下がって4割程度となりました。採択のハードルは、前年までよりかなり高くなっています。

2. 東京都 創業助成事業

次は、『東京都創業助成事業』、これは、『東京都中小企業振興公社』が募集している補助金です。

創業5年目までに、東京都の創業関連の認定を受けた事業者が、補助の対象です。2024年募集分での補助額は、最大400万円となっています。

補助の内容としては、小規模事業者持続化補助金と似ています。ただし、人件費が補助対象になるなど、小規模事業者持続化補助金よりも使いやすいです。

ただし、採択率は毎年15%程度。かなり特権的な補助金となっています。

3.若手・女性リーダー応援プログラム助成事業/商店街起業・承継支援事業

次の補助金は、『若手・女性リーダー応援プログラム助成事業』と『商店街起業・承継支援事業』です。

申請可能な事業者を限定して、『東京都創業助成事業』とは別に、補助金が用意されています。助成限度額が最大400万円など、仕組みや内容は、『東京都 創業助成事業』と大きくは変わりません。

採択率は、『若手・女性リーダー応援プログラム助成事業』が15%程度、『商店街起業・承継支援事業』が30%程度となっています。

4.新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業

最後にご紹介するのは、『新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業』です。これは、2024年4月から募集になっている補助金です。

募集要項には、『既存事業を深化・発展させる』取り組みについて、支援する補助金と書かれています。既存事業に関係が無い事業では採択されません。

補助額は最大800万円。採択率は30%を割るぐらいと言われています。補助内容は、『東京都 創業助成事業』などと似ています。

毎回不採択者が7割以上出ています。そして、多くの不採択事業者が再チャレンジしています。そのため、もう相当数の不採択者が積みあがっています。その結果、毎月1日頃に募集開始になりますが、当日の昼~夕方には、募集締切になるという、申請するだけで大変な補助金となっています。

まとめ

今回は、参考まで、東京都の補助金についてご紹介しました。

ただ、各都道府県・各市区町村のそれぞれで、補助金が用意されています。また、補助金を出す企業もあります。ぜひ、自分のやりたい事業について、補助金が無いか、探して見て頂ければと思います。

それではまた!

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