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第9回|「って感じ…」を卒業しよう|誰でも伸びる英文読解講座



はじめに

こんにちは、個別指導ハリー・サポーターです。この『誰でも伸びる英文読解講座』は、「英文読解をやり直したい」「英語を効率的に得意にしたい」という人のための勉強法を、全10回でご紹介するものです。

ここで紹介する勉強法には、きちんと実績があります。中学・高校時代、
全然勉強していなかった私自身。そして、個別指導の先生として指導してきた受験生などです。

みなさん、中1レベルから、大学受験の英文を読むところまで、4~6か月ぐらいでたどりついています。まずは、本コンテンツを、しっかり見てみてもらえればと思います。

なお、このコンテンツは、記事型SNS『note』にて、原稿が読めます。そちらもぜひ、ご覧ください。それでは、内容に入っていきましょう。

英文和訳では、主語を変えてはいけない

But, surprisingly, until recently no one had actually studied them systematically.

慶應大学文学部 令和2年度入試

受験生にこの文を和訳してもらうと、『驚くべきことに、それらは最近まで、体系的に研究されていませんでした』というような訳を提出してくることがあります。

確かに意味は誤っていません。きちんと読めているのかもしれません。ただ、『英文和訳』としては、これは0点です。その理由は、主語が異なるからです。

先生によっては、部分点をくれるケースもあるかもしれません。しかし、それは本質的には誤りです。『英文和訳』では0点にするのが正しいんです。

正しい『英文和訳』は、「驚くべきことに、最近まで誰もそれらを体系的に研究していませんでした」です。主語は、『それら』ではなく、『誰も』です。

ごまかしたままでは、訓練にならない

『英文和訳』で大切なことは、全ての単語に正しく役割と訳を与えることです。

主語は、文章の初歩の初歩です。主語を勝手に変えてしまうなんてことは、絶対に許されません。だから、「意味は理解できているから」という部分点は、本来あってはならないことです。

ただ、実際には、学校・塾では、そういう先生が多く存在します。そのため、多くの受験生は混乱しています。そして、『英文読解』や『英文和訳』させると、「って感じ…」という言葉が出てくるようになります。

模試の際には、覚悟を決めて、完璧じゃなくても解いてくるしかありません。

でも、そうじゃない場合。学校・塾・予備校の課題では、「って感じ…」と言わなくて済むよう、全ての単語に役割と訳を与えましょう。その積み重ねが、あなたの実力になるのです。

英語を得意・楽にするためには…

『英文和訳』に丁寧に取り組むからこそ、読むのが早くなるんです。『英文読解』がより正確になるんです。

雑な『英文和訳』・曖昧な理解で勉強を続けても、いつまで経っても、成長できません。いつまで経っても、英語は得意になりません。いつまで経っても、英語は楽になりません。

大切なことなので、もう一度言います。『英文和訳』では、全ての単語に役割と訳を。頑張ってください。

それではまた!

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