#プレイリストをさらし合おう〜Michel Petrucciani〜
今年は彼の没後20年ということで書かずにはいられなかった。
ミシェル・ペトルチアーニというJazz Pianistをご存知でしょうか。
彼は骨形成不全症という遺伝的原因からくる病気をもって生まれたため身長は1メートルくらいしかなく骨がもろい。
詳しくはウィキペディアを見てもらうことにしてとりあえず彼の演奏シーンを貼っておく。
見ての通りの人である。
僕は彼の演奏を亡くなる2年前にblue note 東京で聴いた。
はっきり覚えているのは入場シーン
blue note 東京は入場するときに観客席の間を通っていくのだが、人気のライブなので良い席が取れず後ろから眺めていた。
そしてアーティストが入場、ベースのアンソニー・ジャクソン、ドラムのスティーブ・ガットが観客席の間を歩いていく。
あれミシェルは?と思ったとき先頭を歩いているのに気づいた。
ミシェルは身長が1メートル、対するアンソニーやスティーブは2メートル近い。
小さいミシェルが大男二人を従えるそんな演出だったのだろう。
少し会場も和んだ空気になったと思う。
そんな入場シーンから一転、演奏が始まると会場内は緊張感と心地よいグルーヴに包まれた。
僕はJAZZといえばピアノ、ベース、ドラムのトリオ構成を好むがそれは演奏の自由度が高く即興にすぐ反応できそれが化学反応を起こし更に凄いグルーヴを生むから。
JAZZの即興演奏の掛け合いは今で言えばフリースタイルのラップに近いと思う。
ある曲のフレーズをテーマにどんどん広がり展開し最後に綺麗にまとまって終わる。
あのスリリングな演奏はJAZZを聴き出すとたまらなくなる。
なのでJAZZはライブが一番楽しく、次がライブアルバムだ。
そのblue note 東京のツアーがライブアルバムとして残っている。
演奏の凄さや会場の空気感をぜひ味わってほしい。
特に若い人に聴いてもらいたい
秋の夜長にあうと思うのでぜひ
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