【就活生は心得よ!】敬語は「正しく」ではなく、「上手く」使う。🧑🏫
こんにちは!なめこ🍄です!
さて突然ですが、就活生の皆さん。
敬語は得意ですか???
今回はどれだけ就職活動に熱心に取り組んでいても、敬語が「上手く」使えなければ印象が一気に悪くなってしまう…ということになりかねません!
これから就活生のみなさんは面接やグループワークなど自分の言葉で話す場が増えていくと思います。
そんなときに「上手く」敬語を使うことが出来れば、面接は問題ないでしょう!
…「上手く」ってなに?「正しく」じゃないの?と思ったそこのあなた!
一緒に見ていきましょう♪
1,敬語は目上の人に使うもの?
そもそも敬語はなぜ、どんな時に使うものでしょうか?
例えば、「ちょっと待っててよ」と「少々お待ちいただけますか」は、同じ意味ですが、印象は全く異なります。
前者は、友人や家族など親しい間柄で使う言い方です。後者は、目上の人や社会的地位の高い人、顧客や得意先、初対面の人などに対する丁寧な言い方です。
このように、私たちは相手との関係やその時の状況によって、さまざまな言い方をしています。
つまり、「言葉遣い」を使い分けているのです。話し手が、聞き手や話題にしている人物を高めて表現する言葉遣い、「人を敬うための言葉遣い」が「敬語」です。
ビジネスパーソンにとって適切な敬語を話すことは、周囲との人間関係を築いていくための基本といえるでしょう。
同時に、あなたに対する信頼を強めていくために欠かせないビジネスマナーであり、あなたの教養や人格を図るものでもあるということです。
ビジネスシーンで適切な敬語が使えないと、仕事の内容に入る以前に、あなたの人間性や信頼性まで疑われる可能性もあります。だから、敬語はとても大切なのです。
また、就活において敬語が使えるということは
=仕事仲間に敬意を示せる
=チームの中で円滑なコミュニケーションがとれる
結果として「チームとして活躍していける」という強みにも繋がると考えられます。
3,ビジネス敬語・言葉遣い「5つのルール」
取引先などの「社外の人」と「自社の人」を区別し、対外的には自社の人を「身内」として捉える日本社会の慣習が大きく影響しているため、ビジネスシーンで使う敬語にはプライベートでは使わない独自のルールがあります。大きな特徴は、誰に対して敬意を示しているのかによって、使う敬語が異なってくることです。
1.お客様、社外の人にはすべて敬語を使う。
例:「いらっしゃいませ、どうぞご案内いたします」
2. 社外の人と話す時は、自社の者は、上司であって敬語は使わない(敬意を示すのは社外の人に対して)。
例:「部長の○○を紹介します、その件は課長の○○が説明します」
3. 社内では、上司や先輩には敬語、同僚には丁寧語を使う。
例:「部長がおっしゃったように、資料をご覧ください」
4. 社内外を問わず、自分の肉親には敬語を使わない。
例:「母が上京します」「父が事故に遭いました」
5. お客様や他社の話をする時は、どんな場合でも敬語を使う。
例:「先方の担当者からご提案をいただきました、A社の○○様とおっしゃる方からお電話がありました」
4,敬語は「正しく」なくていい。
とはいえど、敬語を「正しく」使わなければいけない!というわけではないと思っています。
日本語検定試験という試験があるのですが、これは日本語検定は、日本語を使うすべての人を対象とした検定試験で、日本語の総合的な能力を測定します。日常生活でよく使われる日本語に関する誤解や誤認を減少させ、正しい日本語の使用を促進することを目的としており、その試験項目の一つに「敬語」の項目があります。敬語という項目があるということは日本人でも「正しく」敬語が使える人・「正しい」敬語を知っている人はそう多くはないということになるでしょう。
また、
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
「○○さんに〜していただいた」
「卒業させていただく」
こういった敬語の表現を、最近よく耳にします。
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」は、「ファミレス敬語」と言われています。(ファミリーレストランなどでよく聞かれる表現であるために、俗語としてこう呼ばれるようになりました。)そして、身内の行為にもかかわらず、「○○さんに〜していただいた」、「母に買っていただきました」と言ったり、別に特に許可がいる場面でもないのに「卒業させていただく」と言ったりする「謙譲語もどき」も増えています。
これを「日本語の乱れ」と取る人もいるかもしれません。
しかし、言語学者たちは「日本語が変化している」のだと見ています。そもそも敬語そのもののあり方が変わってきていて、若者たちはその目的や機能、そして日本語の文法規則において、ある意味、自然な使い方をしていることが多いので、こんなにも素早く変化し、浸透してきているのです。
例えば、尊敬が過剰になっているものとして、「先生はお帰りになられました」という表現があります。本来は「先生はお帰りになりました」で済むところを「お〜になる」と「〜られる」という二重の尊敬語を使った表現となっていることが問題とされています。これは、「お〜になる」の「お〜」という表現が、尊敬語というよりは、単なる丁寧表現のレベルとして捉えられるようになってしまっていて、1つの尊敬語として認識されないため、もしくはそれだけだと尊敬表現として不十分だと捉えられるために、別の尊敬表現である「〜られ」を追加してしまっていると考えられます。
しかし、この敬語の「乱れ」は良い「乱れ」だと思います。
なぜなら、敬語は正しく使えているかという正確さではなく、
使おうとしているかという相手への気遣いが最も大切だからです。
ですから、最初に申し上げた通り「正しく」ではなく、「上手く」敬語を使えるようになることが必要なのです。相手に敬意を払っていますよという心が見える、そんな言葉づかいを目指しましょう!
面接で就活生の皆さんの良さが言葉遣いでさらに輝いたものになりますように!
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