見出し画像

下落したファンドを損切りできる?

家来「殿、損切りでござる!」
殿様「誰か裏切ったか?」
家来「いいえ、米相場でござる。」
殿様「そうか米相場が下落したか。でものぅ…しばし待てば」
家来「そんな悠長なことなど言っておられませぬ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ダイワSociety 5.0関連株ファンド
基準価額は一時13000円台まで上がりましたが、2023年1月、現在1万円前後をうろうろしています。大口、高値圏で買った方にはメンタル的に辛いかもしれません。

一番気になるのは、償還日が2025年7月です。あと2年半で償還、つまりこのファンドの運用は終了します。総資産が流出し続けているので繰上償還さえあり得ます。(償還時の基準価額±αで資産は返還されます)

このファンドは「ファンドオブファンズ」という手のファンドで中身は17ものテーマ型ファンドで構成されています。

最新の運用報告書を読みましたが、下落原因は米国のインフレ、それを抑制するための政策金利引き上げと景気後退懸念による影響と述べています。根本には新型コロナによる物流混乱とウクライナ情勢による世界的な食料・エネルギー危機があります。

このファンドが上昇する要因としては、

・米国のインフレ沈静化
・米国政策金利の安定化
・中国経済の回復
・ドル高(円安)

せめてゼロコロナ政策から反転した中国の経済が回復すれば世界経済に好影響を与えるかもしれません。

①傷が浅いうちに損切りする。損切りするなら早い方が良い。
②5月くらいまで様子見して判断する。
③開き直って償還するまで握り続ける。

このファンド運用期間が5年(2020/7〜2025/7)と短く、償還期限の迫る中、下落局面になると出口戦略として早めの損切りしか逃げ道はありません。しかも珍しく販売会社の中にSBI証券と楽天証券の名前がありません。みずほ証券のように独占販売するケースでも無いようです。

貴方ならどうしますか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?