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明るい記事。

自分では「一人が好きだ」と思っているくせに、いざ一人になるとどよーんとする不思議。一人が好きなのは、好きなように動くことができるし、なにかを作るにしてもとことん集中できるからだ。でもじゃあ好きなように動いた後、何かを作ったあと、僕はなにをするのか。またひとりで没入を続けるのか。
好きなように動くからこそ、今までにない体験ができる。何かを作るからこそ、また次の作りたいが湧いてくる。でも、いつまでもひとりを続けることは僕にはかなりきつい。良い反応であれ悪い反応であれ、なにかしらのフィードバックがないとやっている意味すらないと感じてしまう。芸術家の方や、なにかしらの作家と言われているような人たちがどう考えて、どう作りつづけているのかわからないけれど、誰に認めてもらわなくても構わない、みたいなことは全く思わない。というか思えない。本当にささいな「いいね」という声がひとつあることが、自分にとっては何よりの支えになっている。

本を作ろうとしています。和本というのだって。紙に4つ穴を開けて、糸で留める。簡単な作りだけど、糸を紡いでいる自分にとって、こんな感じで本を作れるんだ〜と友達に教えてもらってめちゃくちゃ作りたい!と思った。次の日には即試作した。ちょっと失敗したけど、絶対作ると思った。かなり最高。
内容は山菜のことについてまとめた本にする予定で、今はその和本を教えてもらった方とゆっくり内容を詰めている最中です。今年の4月に山菜を販売することになると思いますが、買ってくれた方には一緒にこの山菜本もつけてお渡ししたいなあと思っております。2月の中旬から下旬ごろ予約販売しますのでぜひに〜。

と、全然関係ない話を間に挟む、文章広告。上の続きを書きます。

近所にがっこステーションというコワーキングスペースがある。ずっと家にこもって事務作業と何かを作る作業をやっていて、ドヨミが強くなってきていた。なぜかこのコワーキングスペースを使うという発想になれなかったのだけど、この場所である集まりがあって、そこでいろいろしゃべったあと「あ、そういえばおれもここで作業して良いんだ」ということに気付き、昨日からここで作業させてもらっている。
まず暖房代が浮く。これが心理的負担をかなり軽減している。なにかを作るはいいが、暖房代分くらい稼がないといけないとか思っていたので、ちょっと心が楽になった。まあそれは半分冗談として、ここにいると人に会えるのがとてもいい。同じ名前の健太郎さんという方と作業しているのだけど、たまに他愛もない話をしゃべっては、また一人に戻って。管理をしているこのスペースを作ったMさんとも、今後のことなんかをしゃべったりなんかして。こういう空間って、すごく大切なんだなと、乾いた心が満たされております。
今日はずっとお会いできていなかったマタギの師匠が僕の車を見つけてわざわざこの場所に寄ってきてくれた。東京出店の話だったり、ちょうどそのとき作っていた経木の器の話だったりをちょこちょことお話して、また遊びにこい〜と別れた。人と話すっていいなあ。こういう繋がりがあることが本当にありがたい。

・・・

で、今日の最後、移住してきた人たちとその新しくできたワーキングスペースで火鍋パーティ。自分がリアル充実してると錯覚してくるようなフルコースを味わわせてもらっている。ありがたい。
みんなひとりひとり思うことがあって、やりたいことをやっていて、たまに集まって、みんななんかしら強くなっていて、「めっちゃいいなあ!」ってお互い思うし言えるし。今は何かをいっしょにやるっていうことはあんまりないけど、これからもきっとみんなそれぞれ強くなっていって、たぶん何年か経てば、ちょっと大きなことができるんじゃないか、なんてこともしゃべったりもした。現実にできるようにがんばろ、ほんとに。

自分では塞ぎ込んでいるつもりはなく、ただ自分がやるべきことを黙々とやっているつもりだったのだけど、結果的に閉じてしまっていたのかもしれない。こうやって、めちゃくちゃ他愛もない話をずっとし続ける、近況を喋る、これからやりたいことを語ることで、「え、なんでおれこんなことで悩んでたんやろ?」みたいなことが起きたりもする。書くという作業もきっと大きなアウトプットになっているとは思うのだけど、誰かに喋って、何かが返ってくるって、その人たちのことが好きだったらどんな形であれプラスなのかもなあ、と思う。

という感じで、今週は少しずつ自分がちゃんと開いていくような感じでとても良い感じ。少しずつ作ったものを道の駅的なところに出したりしながら、社会に溶け込んでいきたいと思います。
ということで、今週1週間おつかれさまでした。読んでいただいた方々、ほんとありがとうございます。来週も2000字毎日書きますので、もしよければおいでくださいませませ。では!

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