No title

今日は嬉しいお誘いがふたつあって、もちのろんですよ、という感じで受けさせていただいた。去年ちょこまかと動いてきたおかげでご縁ができているのだなあと思い超ありがた嬉しい。昔の自分なら「受けたいけど何も出すものがないなあ」と不安に思ったりもしたのですが、今の自分なら、「売れるかどうかわからないけどとりあえずものは作れるぜ」って感じでちょっと頼もしくなっていてそれもおもしろ嬉しい。4月は山菜採りとイベント出店で冬の間溜めていた力を出し切ります。

3月、4月と直近のことばかり考えていて、あんまり先のことを考えられていないように思うので、ちょっと視線を伸ばして今年やりたいなあと思っていることを書いてみようかな。
・山菜を溜め込む。山菜の加工品を作りたい(本当は作ってもらいたい)ので、販売用とは別に溜め込む用の山菜も採る。
・魚を釣る。今年は去年やったイベントプラス、また新たにイベントを考えているのでそれを実行するための魚釣り。そして魚溜め込み。
・テンカラ釣り。外国の人にテンカラ釣りブームがきてるらしく、急ピッチでできるようになってガイドとして稼げる未来をつくる。そんな儲け話がある前からこの地域に生きる人間としてテンカラはマスターしたかったので、モチベもりもりでやる。
・山葡萄の皮細工。経木細工は葡萄の練習。今年は釣りしながら山菜採りしながら葡萄の皮も採取なので、なかなか大変そう。
・岩魚の燻製商品登録。これはちょっと難しいのかなあと思っている。絶対数が少ないので少ないならもうお金かけて登録するよりイベントで直に販売して行った方がたのしくなるんじゃないかなあ、なんて思ったり思わなかったり。
・熊の皮を革にしようぜプロジェクト。これ、今年しっかり動かして来年の起点にする。

わあ、こんなもんかあ。しかも6月7月くらいまでしか視線伸びてない。まあでもとりあえず自分が自由に動ける期間は限られているので、その間にできることをとにかくやっていこう。

・・・

これは本当になんとなく思っていることなのだけど、20代のうちに恥ずかしいことをちゃんとやっておかないとけっこうまずいことになるんじゃないかという気がしている。前にも書いたかもしれないけど、こうやって文章を書いて世に出すことだって、絵を描くことだって、恥ずかしい。でも昔からやりたかったことなのでやる。誰に何を思われようがやる。下手くそだなあと思われたり、誰にも見向きもされない、みたいなことをちゃんとやっておくことって、けっこう後々いい経験として自分に返ってくるんじゃないかなあと思っている。
それによって自分に才能なんて全くないし、誰も自分に興味ないってことを芯から理解できるからだ。どこかで「おれはやればできるんだ」みたいなまま歳をとる可能性が僕の人間性だとパラレルワールドとして存在していたと思う。そのルートを真正面から叩き割るには、恥ずかしいことをやるしかないと思うのだ。
ちゃんとやってきたおかげで僕がそのルートに戻ってしまうことはほぼ0に近くなったとは思うのだけど、だからといって何か能力が形作られたわけでもなく、ただただ凡人であることを強く認識するに至っただけだ。ここからがはじまりだとも言える。

今、山菜の本をつくっていて、まさに自分の能力のなさに絶望している。この本は山菜を買ってくれた人にはお渡ししようと思っているものなので、あまりにもひどいものにはしたくない。noteなんかで書く文章は、基本的には自分のためだけの文章なので、読まれることをそこまで考えていないのだけど、今回のものはきっと手に取ってくれるものだからこそ、情報としてまず優れているものでありかつ、書いている自分がゼロではない文章を目指さないといけない。
ちょっと前まで考えていた構成はあまりにも「自分を出しすぎ」ていた(あえてそうしていたのだけど)。それでも読んだ人が楽しんでもらえるんじゃないか、と勘違いしていた。実際いくつか書いてみて、「やっぱりこれはきついな」と思って諦めた。文章で人を楽しませられる能力がまるでない。自分に能力があったらその線で動いてもよかったのだけど、ちょっとまだ厳しい。いつの日か書けるようになる。文章以外の研鑽が大事。

そんな感じでただ山菜を売るだけではなく、やっぱり何かをやりたい。買ってくれた人が値段以上に感じてくれるような仕掛けを作りたいなあと思う。自分の内側の能力だけでは厳しいかもしれないけど、周りの環境を使ったり、そもそも最高な山菜を際立たせたり、やれることはたくさんある。研鑽も忘れないけれど、現時点の力を把握した上で、お客さんに喜んでもらえるような最適解をその都度見つけられたなと思っている。

ということで、今日もちゃんと2000文字。
読んでいただいた方がいれば、ありがとうございました。明日は週に一度の買いものの日。食べて寝て生きる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?