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足跡と雪山。

狩猟採集民の絵というテーマで自分の絵をnoteにアップし続けて13日目になる。当初の予定では日にちが経つにつれて絵の季節が移ろいでいき、noteの更新と季節の変化がマッチするような、そういう編集を試みていたのだけれど、30日という思ったよりも長丁場であることと、やっている僕自身が飽き性なのも相まってだんだんと編集計画にずれが生じている。でも気持ちの変化を大事にしたり、自分がやっていることをずっと楽しみ続けることが、リアルタイムで走り続ける原動力になるとも思うので、自分の心に正直にやっていこうと思う。

ということで、大幅に季節感のズレてきた今日の絵は、動物の足跡の絵です。暑いので見ているだけでさーっと冷たい空気が流れるような絵がいいなあと思いました。

あしあと

人間以外の動物はとても軽そうに移動しますよね。人間が雪の中、それも深く降り積もった雪の中を歩くとなると、ずぼっずぼっと雪の中に足が埋まって、簡単に動けない。だからカンジキだとか、スノーシューみたいな便利グッズがあって、それがないとなかなか雪の中を歩こうなんて思えないわけです。でも鳥もうさぎも鹿も、カンジキなしで雪の中を軽快に移動するよなあ、と思います。それは実際に雪の中を移動する姿を見たというのもあるし、足跡がきれいに残っているのを見てもいつもそう思うんです。一歩、また次の一歩に淀みもないし、引っかかった感じもない。うさぎは飛んで移動しているし、鹿は長い脚を上手に使って移動するんでしょう。みんなそれぞれあの豪雪の中で生きているんだと思うと、ちょっとすごすぎるよな、と思います。そりゃあ人間みたいに「自分とは何か」なんて考える暇、全くないだろうなー。

雪山

これまた雪の絵。雪のある森吉山に登って、鳥海山を眺めている絵です。森吉山は北秋田市というか秋田県が誇るべき山(名前を忘れてしまったが、他県と跨がない独立山!みたいなやつです。笑)なのです。お仕事で森吉山には何度も登っているし、冬場はスキーをしに何度か遊びに行ったりします。ただ、登山にあんまり興味がなくて、いつ興味がもてたらなあ〜と思いながらも、ひたすら山菜やら釣りをして何かを採ることに夢中になる人間です。登山が好きな人はかなり漏れなく山の花のことも好きっぽいよなあという気がします。お花が好きな人はほんとうにたのしそうに花を愛でるので、僕もその領域にいきたいなあ〜(2回目)と思いながら、その花が食えるのかどうかだけに関心を持ちます。山はいろんな関わり方がありますよね。阿仁という地域に来て「マタギ文化」を集中的に学んでしまったので、余裕が出てきたらもっといろんな世界の山との関わりを知りたいなあ、と思っています。


せっかくなんで、おおしまさんの美しい額縁に収めさせていただきました。すごくいいですね。やっとひとつの作品が出来上がったような思いになりました。

ちょっと今日から2000文字縛りをやめて、好きなように好きなだけ書くということにしていきたいと思います。今日も見ていただいて、ありがとうございました。また明日もやってます。

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秋田県の阿仁という地域の絵を「狩猟採集民の絵」として載せています。 さっと見ていってください。 6月16日〜7月15日まで、毎日朝7時更新…

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