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狩猟採集民の絵

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秋田県の阿仁という地域の絵を「狩猟採集民の絵」として載せています。 さっと見ていってください。 6月16日〜7月15日まで、毎日朝7時更新。 ※7月15日追記 マガジンの販売は…
もしいい絵があればマガジンを購入していただけるとめちゃ嬉しいです。 お金は絵の額縁代として使用しま…
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#山菜

継続できる人、できない人。

継続するということについて、よく考える。自分は以前、ほぼ日の「今日のダーリン」という糸井さんが毎日書いている文章を、ほぼ日手帳に写経するということを約3年間続けていた。ぼくがあてもなく2000字を書けるのはそのときにガリゴリとボールペンで糸井さんの文章を書きまくっていたことに何か要因のようなものがありそうな気がする。 糸井さんの文章の上手さというよりも、あの人の考え方のようなものを少しでも身につけられたらと思って、文章を読むだけじゃなくて書くこともしはじめた。これを毎日続け

生み出したものに、値段をつける。

絵を描き始めた頃、持っていたパステルが12色だけだったので、そもそも難しそうな題材には手を出さず、自分でも描けそうな単純な構図なものから描き始めた。ただただ自分の手を描いてみるとか、手の上に乗った果物を描いてみるとか、山は山でも陰影もなにもないただの山だとか。それはそれでいい絵が描けたりもするんだけれど、描いていく内にだんだん物足りなくなってくる。いや、物足りないというよりは、これ描いてみたい!というものが増えてくる。となるともう新しいパステルを買って挑戦するしかなくなる。そ

ふきのとう

マタギに憧れて秋田県の「阿仁」という場所に来たのですが、本当に心惹かれていたのは熊を撃つことよりも、山菜を採ることのほうでした。正直熊って僕のこれまでの人生の中で、ほとんど登場シーンがなかったのでピンときてなかったんですよね。マタギの人たちはいつどんなときも遠くの山を見て「あれ熊でねえか?」としょっちゅう言ってるんですが、それも移住したての頃は「???」って感じでした。「山に入る。熊を撃つ。だから熊を探す」ならわかるんだけど、車の運転中とか、農作業をしているときに、ふと遠くの