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新NISAで何を買うかとその考え方

最近「株投資」の営業電話が結構かかってくる。
つまり引っかかる人がいるということ。
そんな方たちに是非読んで欲しく過去記事を書きなおした。


何を買うかの結論は以下

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
①と②の割合は適当、7:3とか8:2とか。

詳細は過去記事参照。

基本となる考え方

今日のメインはこっち。
上で書いた結論以外にも正解はある。
基本となる考え方さえ外さなければ大丈夫。

以下4点。
基本なので割と知ってる話も多いと思う。
適当に飛ばし読みすると良い。

①投資で稼ぐのは運以外では無理
②運でお金を上下させても効用的に期待値マイナス
③円貯金は逆にリスクなので新NISAで分散
④距離が近い他人との差が肝要

①投資で稼ぐのは運以外では無理

運ではなく実力で投資で稼げるとする。
安定して年10%の利率を出せる実力があるとする。
それなら専門の会社で数億数兆のお金でその実力を発揮した方が良い。

投資だけの話ではない。
「○○で稼ぐ」を実現するには○○に入るジャンル(今回なら投資)において、上位数%の実力がなければ運以外では難しい。
これは基本的な法則だと思って良い。

ちょっとyoutubeで勉強した程度でそんな実力はつかない。
才能と努力をつぎ込むなら少ない自分の資産だけ扱うのはもったいない。
弁護士レベルの法律知識を身に着けて自分の案件だけやるようなものだ。


②運で収入を上下させても効用的に期待値マイナス

以下のグラフは知ってるだろう。
収入に対する幸福度が徐々に上がりにくくなるという例のグラフだ。
800万がどうとかは今は気にしなくてよい。

大事なのは右に移動した時の幸福度の増える量より左に移動した時の幸福度の減る量の方が大きいという事。

このグラフからわかること。
それはリスクを負った資産運用で運で収入を上下に変動させると幸福度期待値的に損するという事。


③円貯金は逆にリスクなので新NISAで分散する

円貯金のみは円投資全ぶっぱと同じである。
上で言う「リスクを負った資産運用」にあたる。

何かにぶっぱするとそれが上がると大きく儲ける。
下がった時は大きく損する。
ハイリスクハイリターンとなる。
適切に分散すると、どれかが下がってもどれかが上がる。
変動が小さくなりローリスクローリターンとなる。
②で説明した通り変動を大きくすると幸福度期待値的に負ける。
よってローリスクローリターンの分散を選ぶ。


④距離が近い他人と差が肝要

円とドルで分散することはあっても世界中の通貨では分散しない。
それはなぜか。
先ほどの幸福度の話から説明する。

幸福度は相対的なもの。
自分の収入がそのままで、自分以外の日本人全員の収入が2倍になると幸福度は下がる。
しかしエチオピア人(人口1億程度)全員の収入が2倍になってもあなたの幸福度は下がらない。

人間は自分の周りの人達と比べる生き物。
全人類を同じように比べるわけではない。
自分と距離が違い他人との比較が重要となってくる。

②と合わせて考える。
近くの他人と差がつきやすいというのは、②のグラフにおける変動幅が大きくなるということ。
変動が大きくなると期待値マイナスなので避けたい。
周りと同じでリスクが低い分散、それがインデックス投資となる。


まとめ

周りと差がつかないように、周りの人達と似たようなポートフォリオで資産を分散するために、周りの人達と同じように新NISAを始めて、同じようなインデックス投資をするのが良いだろう。


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