船乗りの彼女① そもそも船乗りとは?

お付き合いしている方の職業が、船乗りでした。
外航船の機関士として働いています。

相手の職業を聞いて、はじめは説明されても相手の職業がイメージができず、
「ふなのりとは…?」
とネットサーフィンをし、外航船や機関士についてある程度調べがついたときに、
「つまり船乗りの彼女になると、どんな未来が待ってるの?」
なんて更に深みにハマりました。

なんたって、周りにいないのです。
船乗りとお付き合いした経験を持つ知人が!

船と陸の遠距離恋愛ってどんな感じだろう。
同棲とか結婚、育児のイメージがつかない。
苦悩を共有したい。

当時の自分を思い返し、そんな方の助けになるようなnoteを書けたらと思います。
何回かに分けて書く予定です。

日本を支える海運業界

海運業………
義務教育で教わったなー…といった程度の印象です。『自給自足』『貿易』というこの言葉。
超ざっくりですけど、国内生産物だけで賄うことが難しいものは国外からの輸入に頼っており、また国内での生産が得意とするものは輸出しています。

食物、衣類の原料、木材、エネルギー…

これら生活に欠かせない物資の運送を担っているのが、船です。
貿易量の約99%以上を船
、残りを航空機が運んでいます。
世界と日本、また日本国内を船で海上運送する業界を海運業界といいます。

海運業界で働く船員

船を動かしている人たちがいます。
いわゆる船乗りの皆さん。

・海外から日本まで、物を運ぶ『外航海運
 …に携わる船を『外航船』
 …で働く船員を『外航船員』
・日本国内の港から港まで、物を運ぶ『内航海運
 …に携わる船を『内航船』
 …で働く船員を『内航船員』

この内航か、外航かで休暇のサイクルが違います。

外航船は、6ヶ月乗船・3ヶ月休暇のサイクル
内航船は、3ヶ月乗船・1ヶ月休暇のサイクル

が一般的ですが、この期間は確実ではなく、前後する印象があります。外航船で9ヶ月乗る船員や、内航船で6ヶ月乗る船員がいたり…。人員不足や、航路(外航船だと片道1ヶ月半の航海もあったり…)によって影響されたり…。

船員の役割は取得した資格によって分かれ、呼び名も違います。めっちゃざっくり言うと


・『航海士』…船の運航、荷役
・『機関士』…船のメンテナンス

元外航船員日記さまの、ワンピースで例えたサイトがわかりやすいです
船の役職・メンバー構成はどうなっている?

細かいことは、業界の広報や、外航船員/内航船員の方が書いたブログをご参照くださいませ。イメージつきます。

また、私は海運業に突出した教育を受けた人物ではないので、間違った情報を伝えている可能性もあります。ぜひ自分でも検索して調べてみてください。
そして海運業について知ってほしい!

参考HP
日本内航海運組合総連合会
 さま
日本海事広報協会 さま
海の仕事.com さま
日本船主協会 さま

当時、私はYahoo知恵袋・ブログ・SNS・小説家になろう!・海運業に関連した図書で情報収集しましたが、一番船乗りのパートナーとしての情報を得ることができたのは、Twitterでした。

外航船員、内航船員、船で料理を作る司厨長(どれも美味しそうなんですよ…)、船乗り彼女・奥様・娘様…

いろんな方がいて、それぞれの生活が垣間見えてオススメです。
ぜひ検索してみてください!

私もやってます。
興味あればどうぞ。(@hunanori_kanojo)

②につづく。




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