トッピングイースト

鮮やかな音粒を東東京にライブする

みんなで作る新たな音楽ネットワークプロジェクト、東東京総舞台化計画BLOOMING EAST オープニングイベント、墨田区総舞台化計画ミーティングに参加した。(2015年7月17日(金)、co-lab墨田亀沢) 

呼びかけたのは、NPO法人トッピングイースト(代表清宮陵一さん)。「響きの美しい鮮やかな音粒を東東京エリアに振りまきながら、音楽がまちなかでできることを拡張していきます。」を掲げる。このNPOはすごいと思った。

進行中の複数のプロジェクト(ほくさい音楽博、和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」、『やくしまるえつこ放送・時報』、BLOOMING EASTなど)を持っている。劇場、パレード、放送という音楽の超越性をアクションプランにしっかりと結びつけている。清宮さんご自身が、東東京の街中に音楽のライブ空間をつくりたいとおもった起点を、明確にしゃべっている。区や都の行政の若手ホープたち、墨田のアートプロジェクトのコアメンバーが個人人脈で参加している。ライブが成立する場所について、いままでのリサーチを紹介し、参加者からの提案を求める、という、参加した人たちのスキルや経験をアイデア化し、引き出すという謙虚さと少しの図々しさ。今日でたアイデアを具体化する次回の設定。そしてアジサイのドライフラワーのコサージュ、ワンコイン(500円)でのカレーパーティ。これらNPOのファン化戦略!

ライブが成立する場所として挙げられていたのは、場の運営者(たとえばお店)との相互メリット、昔からのゆるい公共空間(河川敷でトランペットを吹いていても怒られない)、公私の境界にあってだれでもはいれる(神社境内)、まわりを含め音をだすことにあまり違和感がない(工場団地の敷地)、時間帯によっておもしろく使われている公共空間(国技館入口でお相撲さんがラジオ体操を教えてくれる)、などが挙げられていた。

私の中にひらめいたこと・・・墨田水族館でペンギンに聞かせるライブ。取り壊されることが予定されている公会堂の前で、かつての名演奏【なつかしさ】と新しくつくられる機能イメージ【期待】を音楽を媒介としてつないでいく。オフィスワーカーが昼休みやアフターにパソコンをもって参加したくなるような、ビルの広場での和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」。

清宮さんとNPOの機動性と品格に、心をつかまれた約10人の参加者。ここをコアにして拡げていくには、さらにどうしたらいいか、一緒に悩んでくれる仲間が大切、と改めて思った。





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