川瀬一絵

川瀬一絵まち歩きワークショップ

写真家川瀬一絵を中心とした「まち歩き」と「ワークショップ」に参加した。(2016年9月24日、上野御徒町付近)川瀬さんが「私的な感覚で、誰かにみせるためではなく・・何かわからないけど気になるもの、キュンとなるもの、スゴミを感じるもの・・・を撮っていってください。」「その写真を後から見て、そのときどんな気持ちだったかを考えてみます。」など静かに語った。

喫茶店ラパンに15時集合。主催側4人、参加者6人。川瀬さんが、参加者にどこから歩いて来たか、気になったもの、などを聞いていきうまく導入していく。

小雨の中、1時間半弱で30枚ほど撮った。ワークショップの方法が面白い。自薦3~5枚選んで、裏にコメントを書く。川瀬さんを入れて7人の写真、約30数枚の写真をシャッフルしてトランプのように配り始めた。真ん中に、机上にあった馬肉屋からもらったカードをおき、連想しながら、隣にこの写真があるといいね、といって手持ちの写真をならべていく。

例えばこんな感じだ。相合傘の2人の後ろ姿。そこに写真屋のショーウインドウにあった集合写真を「思い出」と言って並べ、洒落た店や古びた旅館の写真も並べていく。7人の別々の目がつながっていく。

自薦カードは、その人の前にあったときは雰囲気が似ていたし、写真のできに優劣があるように思った。しかし連想によって並べられていくことで、そこに6つの物語が生じ、写真が生き生きとし、優劣がなくなった。30数枚がどれもが大切なものに思えてきた。6つの物語を6人で分け合って写真を持ち帰った。



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