他人事を自分事にする設計図

Nadegata Instant Partyのアートマネージャーの野田智子さんの言葉。『もし誰かに「アートマネージャーに必要なことは何か」と尋ねられたら「プロジェクトを〝自分事”にできることと〝他人事”にできるバランス感覚」と今なら答えるだろう・・・あるときは自分事にしてみたり、またあるときは他人事にしてみたり、これらのふたつの視点を行き来することで、アーティストとの対話が成立したり、アイデアの種をふくらますことができるのだと思う。』

私の周りは他人事に満ちている。それを自分事にしようとしたとき常にアイデンティティが危機に直面する。他人事を小分けにして一つ一つの重量を軽くできないか。軽くしてその中の一つを自分事につなげていけないか。

例えば障害について、私たちがつくってきた社会への不適合と考えると、年をとるにつれて、私自身が食べられないものが増えたり、文字が読めなくなったりして、きっと社会との不適合が生まれてくる。重量を軽くしてつなげると、障害は自分事になる。


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