フラッグ

ハローウィンをアートの祭典にする道ー渋谷が発信する「ハロウィーンを渋谷の誇りに」

渋谷公園通りをオレンジ色のフラッグ「SHIBUYA PRADE ハロウィーンを渋谷の誇りに」が埋め尽くす。渋谷になじみ深い芸能人、アーティストの直筆と渋谷公園通り商店街振興組合のマーク。多様な目的で多様な価値をもつ人たちが集まるのは渋谷の誇りだ。その集積により、どこにもない、渋谷だけにしかない過ごし方や働き方、楽しみ方のスタイルや文化が常に生み出されていく。

公園通りを歩きフラッグをみる度に「渋谷の街を愛そうという優しい気持ちと痛ましい気持ち」が同時に起こる。ハロウィーンでは仮装の力を借りて、コントロールを拒否するエネルギー、ウサ晴らしや身勝手な欲望も集まってくる。これらの莫大で爆発するエネルギーを昇華し、アートな祭典にできたらどんなに素晴らしいだろうか。ヘリコプターに向かって帽子を発光させ、人の流れが天の川見えたり、街全体がリングで結ばれたりしたら、どんなにステキだろう。SNSの力をつかってアートなハロウィーン参加を呼びかけられないか。
渋谷区が1億300百万円のハロウィーン予算をとったことが話題になったが、「マナー啓発フラッグ」はわずか5%(500万円)で当日の警備費や仮設トイレ費がほとんど。警備費を減らし、その分で渋谷の街全体でハロウィーンをアート祭典にする道を考えたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?