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雀頭が無いときの対処法

こんばんは。文月大獅です。
みなさんは雀頭が無くて困ったことはありませんか?
今回は頭が無いときの打牌選択についてです。


【対子を自分から作りにいく】

まずはこの手牌をご覧ください。

一向聴ですが、頭がありません。ここでオタ風の北をツモりました。
さて、何を切れば良いでしょうか。
まず第一候補は今ツモってきた北ですね。現状頭が無い形ではあるものの、待ちは広いです。ここで北を残す意味は無いように見えます。

ですが…..私の答えは6pです。
6pを切ることによるメリットは「雀頭を自力で作りにいける」ということ。両面ターツを2つ残す=雀頭作りを放棄している のだと私は思います。
前提として、雀頭は自分の力で作り出すことができます。頭を作る(牌を重ねる)方法は色々ありますが、例えば山読み。他家の捨て牌から山にある牌を予測し、それに該当する牌を残しておけば、頭を自分から作りにいくことができます。
しかし両面ターツで手牌がパンパンの状態だと、対子になりそうな牌を残しておくスペースがありません。なので両面ターツを一つ破壊しておくことによって対子作りに専念できる仕事場を生み出すことができるのです。
牌効率的には間違った選択ですが、本人の力量次第では両面ターツを全て残しておくよりも素早く聴牌できると思います。
なお、山読みがよくわからない(対子の作り方をあまり知らない)という人はとりあえずまだ残り枚数がある19字牌を手に残すだけでもOKです。
順子手をやるにおいて19字牌というのは使いにくい牌たちですので、まだ場にあまり切られていない19字牌は山に残っている可能性が高いです。誰かに対子や暗刻で持たれている可能性もありますが、まだ山にあるケースの方が多いのでそちらを期待するようにしましょう。

両面ターツを一つ壊すという行為、少し勇気がいることだとは思いますが、その決断が勝利への近道なのです。


【聴牌】

正直これだけの理由では両面ターツを壊すまでに至らない という方が多いと思うので、両面が完成して聴牌した時の形を思い浮かべてみましょう。
先ほどの手牌から北をツモ切って聴牌した場合はこうです。

5p単騎か6p単騎の選択です。正直どっちも微妙ですよね。即立直は少し行きにくいです。
では次に6pを切って北を残していた場合。

これだったら迷わず北単騎で良いですよね。先ほどよりも圧倒的に立直をかけやすい。
このように、両面から先に埋まって聴牌した時でも、事前に単騎待ちの準備をしておいたおかげで景色が全く違います。
面子作りに力を入れ過ぎて頭をそっちのけにしてしまうと最終形はかなり悪くなりやすいので、ターツを払って頭作りの環境を整えると双方バランスの取れた進行ができると思います。
19字牌を溜め込むと急な立直に対するその場しのぎとしても使いやすいですしね。


【最後に】

対子作りに自信のある方、効率だけの麻雀に飽きた方はぜひこんな打牌で麻雀を楽しんでいただければと思います。
どんどん河に両面ターツを並べていきましょう!
文月でした。


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