見出し画像

一番強い待ちは単騎

麻雀の待ちには好形と愚形の二つがあります。
一般的に好形というのはリャンメン待ちを指し、それ以外のペンチャン待ちやタンキ待ちは愚形とされています。
しかしこの好形・愚形とは「受け入れ枚数」を基準とした指標。重要なのはそこじゃないんです。
今日はそんなお話です。

【単騎は最弱?】

「強い待ち」ときいて最初に思い浮かぶのは両面待ちだと思います。なぜなら受け入れ枚数が多いから。カンチャンやシャンポンが最大4枚なのに対して、両面待ちはその倍である8枚もの牌が受け入れ可能です。
…ではこの理論でいくと最弱の待ちは最大受け入れ枚数が唯一の3枚である単騎ということになるのでしょうか。もちろんそう考えている方もいるとは思いますが、私は寧ろ両面待ちより強い待ちだと思います。
なぜなら、強さの本質は枚数じゃないから。
単なる 残り枚数 という数字はあまりアテにならないものです。残り枚数が多いからといってその牌が山に残っているわけでも、誰かから捨てられるわけでもありませんよね。

両面の8枚を捲るポテンシャルが単騎の3枚には隠されています。
まず、「単騎待ちでアガる」ことは「対子を作る」 ことと同義です。つまり、他家の捨て牌から山に残っている牌を推測する技術、山読みを利用すれば単騎でも楽々と和了することが可能です。
さらに単騎は待ちを変え放題ですから、その場に応じた最高の単騎を選択することができます。もうツモり放題ですよ。
山にあるかわからない両面より、山にある単騎を採用したいなぁと私は思います。


【役無し立直は単騎なら良し】

よく「愚形だけどドラあるし立直しちゃえ!」という立直が散見されます。ドラ無しでもとりあえず愚形立直する方もいますね。このような棒テン即リーは基本やめた方が良いと思うのですが…単騎待ちの場合は話が別です。
先ほどお話しした通り、単騎は受け入れ枚数以上に強力です。そこらの待ちとは格が違うのです。しっかりと見定めた単騎なら、役無しでも立直してOKだと思います。立直・ツモでメンピンと変わらない二役確定です。
愚形立直が好きな人も嫌いな人も、単騎はチャンスだと思って牌を見つめてほしいなと思います。


【最後に】

単騎のアガり逃しは多くの場合明らかな選択ミスであることが多いです。それに気づかず「今のは仕方ない」と流してしまってはいけません。
単騎待ちを使いこなしてアガり牌をキャッチしていきましょう!
文月でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?