見出し画像

5を並べて見えるもの

先日とある参加型配信にて、noteのネタにできそうな和了が決まったのでご紹介します。


東3局、北家。21000点の3着です。
この前にも2東風打っており、結果は4着→3着とあまりよろしくない成績。
ここでこんな配牌をもらいました。

両面は一組ありますが後はカンチャンや字牌だらけで微妙な配牌。
前局の成績に続いてこの着順とこの配牌ですから、何か特別な工夫を入れないと打破できないなと思っていました。
とりあえず2mから。

次にツモったのは3sです。
一応リャンカンになったので、ここから字牌を切って普通の手を目指そうかとも思いました。
しかし、私の脳内に一つの秘策が舞い降りてきたのです。
「今持っている全ての5を河に並べたら何か見えてくるのでは…?」と。
とにかくやってみようということで、赤5mから切り、5p、5sの順で河に並べました。

そして白が暗刻に。チャンタにでもしようかなと思いつつ、字牌は切るなという圧力を感じたため7s切りとしました。

ここで7pツモ。5pを切っておきながらおかしな話ですが、これは流石に混一色ですね。新手の迷彩です。


さらに次巡で3pツモ。
この3pで私は決心しました。狙うはメンホン七対子だと。
2pの場況が良さげで、9pもまだ山にいそう。中と南も1枚切れ、東は2枚切れですが誰かが安牌として持っていない限り必ず山にあるので、対子の素材はそこそこ揃っています。


次のツモで南が重なりました。
もうメンホン七対子に決めているので、暗刻の白から切ります。


そしてラス牌の東を引き入れ、一向聴。
2p,9p,中,發の選択ですが、これは絶対に發です。
1pが3枚切れで手に3pが2枚あるので、2pはかなり良さそう。9pも7p対子で重なりそうです。
役牌の比較は場に出ている数で決めます。
一枚切れの中に対して發は生牌。一見一枚も見えていない發の方が重なりやすそうに見えますが、重なる可能性が高いのは中になります。
局が半分まで進んでいながら、場に一枚も見えていないのは少し不自然です。山3の可能性ももちろんありますが、誰かの手に対子で持たれていると考えるのが妥当。
対して一枚切れは、二鳴きでないとすると山に残っています。また、フィニッシュにも使いやすい牌なので、中を残して發切りとしました。


数巡後、9pを引いて聴牌。(どうやら發は山3だったようです。そういう日もある。)
狙っていた2pは聴牌する前に2枚切られてしまいました。消去法で中単騎。ツモる自信がそんなに無いのと、河が異質で立直したら字牌は出ないだろうと思いヤミテンです。


下家の立直もありましたが、無事中でロン。
8000点のアガりとなりました。
対子エネルギーがみなぎっていましたね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?