「コロナ禍の運動会 自分たちの手で」という美談は違うんじゃね?

少し前に萩生田文部大臣が「運動会や文化祭をぜひやって欲しい」というメッセージを出してSNSが荒れたことがありました。

まともにコロナ対策を取っていない国で、

・子どもにも感染する
・重症化のリスク
・重い後遺症の可能性
・完全治癒が長期になる可能性
・治癒の方法がない
・感染力が強い
・保険所や病院の受け入れてくれない地域がある

ような感染症が広まっているときに「ぜひ」はないだろうと思う母親の怒りは当然です、学校に行く事が怖い子どももいるのに運動会や文化祭?とクエスチョンマークがいくつも頭の上に浮かんできます。

ところで今朝のNHKニュース「おはよう日本」では、

日本の高校生が自主的に運動会を開催したニュースを「コロナ禍の運動会 自分たちの手で」というタイトルで運動会を運営する高校生の姿を伝えていました。

確かに子どもたちが自主的に運動会をしたい、自分たちでリスク管理をするからさせてくれ、というのなら、、、それならしかたないよね。子どもたちの気持ち大事だしね、、、なんてつい流れてしまうような気がするんですが、

でもねえ、と思っていたら横で画面を見ていた娘がふっと

「でも運動会には出たくなかった人は絶対にいる」
「自分なら出たくない」と。

私も

そうだよねえ。毎日できるだけリスクを減らすように息が詰まるような生活しているのに…これは違うよねえ。

と思いましたのでNHKにコメントを送りました

以下はその全文です

・・・・・・ここから・・・・

「コロナ禍の運動会 自分たちの手で」では、学生たちが運動会を開くためのリスク管理を自主的にやっていく姿が報道されました。

 それを見ていた娘が

「でも参加したくない人もいるよね」

 「先生は参加したくない人に『不参加を選ぶ自由がある』ってちゃんと説明しているのかな」

と心配していました。

 日本のコロナ対応がお粗末なことを知っている子供たちも多いです。

 最悪 命に関わる問題ですし リスクを抱えている人だけでなく 参加したくない子どもに対してメディアや周囲の雰囲気がプレッシャーをかけるのは危険です。どうかそのようなことのないよう配慮ある報道をお願いいたします。

・・・・ここまで・・・

同じことは 朝のニュースで毎日毎日やたら好意的に伝えられるオリンピックパラリンピックにも言えると思います。とにかく絶対に絶対に来年の東京オリンピックありき、選手はこんなにがんばっています、みなさん頑張って応援しましょう、の押し付け放送。


でも本当なら

もっと あっちから切ったり こっちから切ったり

ばっさばさに切ってその中心に何があるのか皆で覗いて見れるようなそんなニュース報道をしてほしいです。

特にNHK!



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