cosmic blue✨第一章・夢見た自由と、伸ばされた手(五)✨
それが彼とアリアとの出会いの冒頭である。アリアは困惑しながらも、すぐにこれは使えるかもしれないと考えた。そして
「突然、貴方が空から降ってくるからいけないんじゃない。巻き込まれたんじゃなくて、巻き込まれに来たの間違いでしょう!」
「そうかもしれないけどね」
「観光案内はあとでいくらでもしてあげる、というかこの状況なのよ、ヒーローとか善人じゃなくても、通行人でもなんでもかまわないから助けてほしいの!」
「……うん、なんていうか、むちゃくちゃ変な言い方のお願いだよね。気持はわか