全世代型社会保障の一層の加速を!高市早苗前総務の社会保障政策。

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女性初の総理総裁となる可能性がある高市早苗前総務大臣。保守色が強いとされる高市氏ですが、充実した社会保障政策も訴えています。

記者の質問に答える形でしたが、高市氏が自身の考える社会保障政策について語っています。

●多様な形で「しっかり支援」
新型コロナの影響によって、多くの人が影響を受けています。そのこともあり、新型コロナ対策はもちろん、候補者が掲げる社会保障政策にも注目が集まります。

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高市氏は、多様な支援のやり方を示した上で、「しっかり支援していきたい」と力強く発言しています。

続けて、「本当に努力しても働けないときは働けない。ケガをして入院して働けなくなる方もいる。急に自分が務めていた会社がつぶれてしまって、そのあといくらハローワークに通っても仕事がない。年齢的にもなかなかしんどいとか、そういう方もいる。それから難病を抱えてらっしゃって、短い時間しか働けないという方もいる。介護や子育てをしながら働いてる方もいる。一つはベビーシッター減税や家政士を使った場合の代金を税額控除が一番いいのでしょうが、補助金、クーポンという形もある。しっかり支援をしていきたい」と政策を述べた。

社会保障と一言で言っても、その内容は、「幼児・保育」から高齢者を対象にしたものまで幅広いものがあります。高市氏が一例であげた「ベビーシッター減税」も女性の社会進出を考えれば、必要な社会保障政策です。一例に挙げた「ベビーシッター減税」ですが、そのやり方について高市氏が多様な方策を模索をしていることがよくわかるのではないでしょうか。

そして高市氏は近年問題となっている「子どもの貧困」についても対策を検討しています。

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また「子供の貧困対策も重要」とし「中所得の世帯を対象に第2子3万円、第3子以降6万円の現金給付とというものを確立する。高等教育の無償化も、第2子の所得要件を緩和、第3子以降は要件を撤廃をする。育児休業時の実質手取りをさらに引き上げていく」など生活困窮問題などへのさまざまな政策を並べることで、回答した。

また「子供の貧困対策も重要」とし「中所得の世帯を対象に第2子3万円、第3子以降6万円の現金給付とというものを確立する。高等教育の無償化も、第2子の所得要件を緩和、第3子以降は要件を撤廃をする。育児休業時の実質手取りをさらに引き上げていく」など生活困窮問題などへのさまざまな政策を並べることで、回答した。

「子どもの貧困」はいち早く手を付けなくてはならない課題です。現金給付や高等教育の無償化は、成し遂げてもらわなくてはならないものです。

そして、政策とは違いますが、高市氏について明らかに間違った印象があります。高市氏が社会保障政策を話すきっかけになった質問は次のようなものでした。

膳場アナは「こんばんは」と早口で応じたあと、「政権構想では、経済的な弱者や格差の解消にほとんど言及されていないので、どういうお考えなのか是非、おうかがいしたいと思います」と質問すると見せかけ、「ちなみに、高市さんは2012年の『創生』日本の研修会で、社会保障を考える文脈でこういうことをおっしゃってます」と続けた。
 そこから「『さもしい顔をしてもらえるものはもらおうとか、弱者のフリをして、少しでも得をしようと、そんな国民ばかりいたら日本が滅びる』こういう風に発言してらっしゃいます。あの、困窮する国民をどういう目でみてらっしゃるのか、確認をさせてください。その上で、この発言について弱者への視点が欠けている不安、批判の声があるが、どう受け止めているか聞かせて下さい」と迫った。

この質問内容だけを見れば、多くの人が高市氏のことを冷酷と思っても仕方ないと思います。ですが、この質問に高市氏は、次のように答えています。

人気アナの戦闘モードに、最初は笑顔だった高市氏も次第に表情はこわばった。「恐らくその発言は、民主党政権の期間中に、生活保護の不正受給が非常に多かったという問題にどう取り組むか、という議論を自民党の「創生」日本の有志でしていた流れででの発言だと思う」と注釈。さらに「現在も残念ながら新型コロナウイルスで痛んでいる事業者のみなさまへの支援の不正受給があるけれど、あのころ、いろんな方法で生活保護の不正受給をするという方がいた。でもこれはみなさまの大切な税金ですので、私はこうした福祉は公正公平が原則であるべきと思っている」と話した。

つまり質問は大事な前提が抜け落ちているわけです。記者が持ち出した発言は、高市氏は当時問題になっていた生活保護の不正受給についての発言であって、一般論として高市氏が発言したわけではありません。

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高市氏は時代に即した社会保障政策を立案しようとしています。高市氏には社会保障政策について、より多く時間を割いて説明してもらいたいですね。

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