見出し画像

21-22シーズン スポルティングCPの陣容

初めまして、これが初投稿となります。
今回は来季のスポルティングCPについて私なりにまとめました。

はじめに

20-21シーズン、ルベン・アモリム監督が就任したライオンズ(スポルティングCPの愛称)は19年ぶりのリーグ優勝を果たしました。しかも、わずか1敗とシーズン通して強さを誇ったシーズンでした。

最優秀選手(セバスティアン・コアテス)、最優秀若手選手(ペドロ・ゴンサウベス)、最優秀GK(アントニオ・アダン)そして最優秀監督をスポルティングで独占するなどサポーターからしたら大満足のシーズンと言えます。

良い思いに浸ってるのも束の間、8月1日にはSCブラガとのスーパーカップが目前となり来シーズンはもうすぐに到来してきます。
(※スーパーカップの感想はまた別の機会で)

本題の陣容に関して、ポジション別でまとめました。
スポルティングCPの基本フォーメーションである5-2-3の3つに分けて考えたいと思います。
投稿した後でビッグクラブに移籍する選手もいるかもしれませんが、現時点でのメンバーを考えています。
(※09/07に再編集しました)


GK&DF編

【GK】
#1 Antonio Adán🇪🇸(34) 37試合出場
#31 João Virgínia🇵🇹(21) ←エバートンから加入
#40 Renan Ribeiro🇧🇷(31) 0試合出場
#22 André Paulo🇵🇹(24) ※スポルティングBから昇格
#41 Diego Callai🇮🇹(17) ※スポルティングU-23所属

守護神アダンは健在であり、局所でのセービングの安定感は抜群である。
(08/27追記)また第2GKにはエバートンから加入したヴィルジニアが据えられる。ベンフィカU-17所属時に弟ペドロと共にイングランドへ移住。世代別代表で守護神を任されている経歴を持っている。
先日17歳を迎えたディエゴ・カライはプレシーズンマッチに帯同しているなど、今後クラブの象徴になる存在として期待されている。

アントニオ・アダン

【CB】
#4 Sebastían Coates🇺🇾(30)  40試合7ゴール
#3 Zouhair Feddal🇲🇦(31)  34試合2ゴール4アシスト
#13 Luís Neto🇵🇹(33)  28試合1アシスト
#25 Gonçalo Inácio🇵🇹(19) 28試合2ゴール2アシスト
#63 José Marsá🇪🇸(19) ※スポルティングBに所属

アモリム監督は基本5バックを好むのでCBの駒数は必要不可欠である。主将コアテスやフェダル、ネトの30オーバーのベテランに加え、昨季ブレイクしたゴンサロ・イナシオが先発組に中るだろう。
また後述する左SBマテウス・レイスが、3バックの左CBで起用されるケースも増えそうだ。

特にプレシーズンでのイナシオは存在感があり、CLを機に注目されるかもしれません。恐らく3バックの右CB起用されると思いますが、彼は左利きなので、逆足の精度が水準以上なると安定感がより増すと期待している。

昨季のリーグ最少失点20は立派な数字であり、CLに出場する強豪チームとの対戦でも大崩れはしないだろう。

ゴンサロ・イナシオ

【左SB/左WB】
#2 Matheus Reis🇧🇷(26) 15試合出場
#16 Rúben Vinagre🇵🇹(22) ←ウルブズからローン
【右SB/右WB】
#24 Pedro Porro🇪🇸(21) 37試合4ゴール2アシスト
#47 Ricardo Esgaio🇵🇹(28) ←SCブラガから加入
#87 Gonçalo Esteves🇵🇹(17) 

そしてウイングバックである。このポジションは昨季スポルティングの武器となっていた。左ヌーノ・メンデス右ペドロ・ポロがスタメンに名を連ねていたが、移籍最終日にヌーノ・メンデスがパリ・サンジェルマンに移籍を果たしている。
また親善試合でポロも怪我を負ってしまうが、想像以上に早い復帰を果たしている。しかし昨季のようなトップコンディションには遠く、アモリム監督も復帰以降は途中出場での起用と慎重に調子を戻させている。

その右WBの控えには、ブラガから復帰したリカルド・エスガイオがプレシーズンから監督の信頼を掴んでいる。そして17歳のゴンサロ・エステバスが積極的にアピールしており、ベンチ入りを果たす試合も多い。

一方で左サイドはマテウス・レイスと新加入のルベン・ビナーグレがいる。メンデスの移籍の影響は少なからずあるだろうが、ビナーグレが開幕戦から結果を残している。前者ほどのスピードやテクニックは持ち合わせていないものの、多様なクロスパターンを持ちピンポイントのクロス精度を持つビナーグレは新しいスポルティングの攻撃の起点になるかもしれない。

UEFAチャンピオンズリーグの出場により昨季より試合数が多くなることが分かってるので、WBのローテーションを試す機会が増えるだろう。そこでクオリティを維持して試合をこなせるかが鍵になるだろう。


MF編

【CMF】
#8 Matheus Nunes🇧🇷(22) 39試合3ゴール3アシスト
#15 Manuel Ugarte🇺🇾(20) ←ファマリカンから加入
#68 Daniel Bragança🇵🇹(22) 25試合出場
#84 Dário Essugo🇵🇹(16) ※スポルティングU-17から昇格
【DMF】
#6 João Palhilha🇵🇹(26) 38試合2ゴール

昨季との変更点は、ジョアン・マリオが居なくなることのみである。豊富な運動量や推進力のあるドリブルで違いを見せた彼不在の影響は少なからずある。
恐らくはダニエル・ブラガンサがその役目を務めるが、正直中盤の層は薄いと言える。

先発ローテを回すため、補強ターゲットにあるFCファマリカン所属のマヌエル・ウガルテの加入は賛成である。彼は高い危機察知能力を活かしたインターセプトが得意であり、またミドルレンジのシュートも武器になっている。
(08/27追記)8/9にファマリカンからウガルテの移籍は済んでおり、第2節ブラガ戦でデビューを飾っている。

マヌエル・ウガルテ


しかし昨季とやる事は変わらない。ジョアン・パリーニャやマテウス・ヌニェスの鉄人コンビがボールを回収して速攻という形は来季も同じだろう。またペドロ・ゴンサウベスやタバタなど中盤でも活躍してくれるので、彼らの負担を軽減させることができる。

そして昨季リーグ最年少出場記録を更新したダリオ・エスーゴ君が、U-17カテゴリから飛び級でトップチーム昇格を果たしている。層の薄い中盤では少なからず出場機会を貰える可能性がある。


FW(+攻撃的MF)編

【CAM】
#17 Pablo Sarabia🇪🇸(29) ←パリSGからローン
#28 Pedro Gonçalves🇵🇹(23) 37試合23ゴール
【右WG】
#7 Bruno Tabata🇧🇷(24) 20試合2ゴール3アシスト
#57 Geny Catamo🇲🇿(20) ※スポルティングB所属
【左WG】
#11 Nuno Santos🇵🇹(26) 37試合8ゴール10アシスト
#10 Jovane Cabral🇨🇻(23) 28試合8ゴール5アシスト
【CF/ST】
#21 Paulinho🇵🇹(28) 14試合3ゴール2アシスト
#19 Tiago Tomás🇵🇹(19) 37試合6ゴール3アシスト

ぶっちゃけアモリム監督の構想内に入っていたFW陣で移籍していった選手はいない。昨季23ゴールを記録してリーグ得点王を獲得したポテ(ペドロ・ゴンサウベスの愛称)が、攻撃の中心になるのは来季も変わらないだろう。

ペドロ・ゴンサウベス


サイドアタッカーは激戦区である。2枠をかけて豊富なタレントが揃っている。決定力の高いヌーノ・サントス、新たに背番号10を継いだジョバネ・カブラル、中盤でも対応可能なタバタがいる。

ここに先述のポテ、そしてパリ・サンジェルマンから来たサラビアの存在もある。左右2シャドウをどちらも起用可能な現スペイン代表は、セビージャやパリ・サンジェルマンで培われた経験を活かし、若い選手が多い攻撃陣に新たなテイストを加えてくれるだろう。

最後にセンターフォワードである。現有勢力のパウリーニョやチアゴ・トーマスはチェイシングやカバーシャドウなどチームに対して献身的なのは結構だが、大事なところでの決定力足りないのが痛いところ、、、
2桁得点取れるストライカーになってくれると願う。

MF編で先述したが、飽和状態ならばポテやタバタなどが中盤の選手として振る舞ってもらうことになるだろう。
昨季は最小得点での勝利が少なくはなかった。ゆえにポテの決定力が来季の好不調を左右する。


基本フォーメーション

恐らくは攻撃時は3-4-3、守備時は5-3-2の布陣だと考えられる。攻撃時はパリーニャが最終ラインまで降りてきて、WGが幅を取り大きく展開するのが主である。また後方からのフィードを、抜け出したパウリーニョやポテに合わせて少ない手駒、時間でゴールをもぎ取るのもパターンとなっている。

守備では前線3枚+1でマンマーク気味にチェックし、サイドではWBが睨みをきかせる。仮に相手がチェイシングを嫌がりロングボールを蹴ったとしても、空中戦に強いコアテスやフェダルが十分に対応できる。

もしかしたらファーストチョイスはSantos#11ではなくCabral#10になるかもしれない。スーパーカップでアモリム監督がどのメンバーを選んでくるか楽しみである。

まとめ

21-22シーズンはCLとのニ足のわらじでやりくりしなければならない。当たり前だがそのためには、ベンチメンバーの質の向上及び下(アカデミー)からの底上げが必要になってくる。

キーパーソンは攻守に顔を出すジョアン・パリーニャ。代えのきかない彼がどれだけフルシーズン稼働できるかが重要になってくるだろう。

ジョアン・パリーニャ

目標としてはリーグ戦はCL出場権獲得、CLではグループステージ突破が御の字だろう。国際大会での躍進でライオンズの日本人サポーターを増やしたい。私はそう願っている。


ご精読ありがとうございました。
意見などありましたら気楽にどうぞよろしく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?