映画『エルヴィス』を観て
先日、『エルヴィス』を観ました。以下、少しネタバレ含む感想です。ご了承ください。
控えめに言って、最高の映画でした。
エルヴィス役の方がまあかっこいいのなんの。男でも惚れちゃうような感じ。本物のプレスリーもそうだったんでしょう。
『Bohemian Rhapsody』にしてもこの『エルヴィス』にしてもスターってのは大変なんだなあと思いました。
だって輝き続けなきゃいけないんです。いけないってことはないでしょうけど、そういうものに押し潰されていくんですよねみんな。
考える暇もないくらいに売れる。自分のことを分析している暇すらないくらい、どんどん新しい案件が舞い込んで来て、それをひたすらがむしゃらにこなす。こんなことをやり続けたらそりゃ死んじゃいますよ。
フレディマーキュリーは45歳。
エルヴィスプレスリーは42歳。
若いですよねほんと。だけど彼らの生きる10年は、100年分くらいあるような気がします。だって、未だにクイーンもプレスリーもみーんな聴いてるんですもの。ずっとずっと新しいカッコいい音楽を作っちゃったんです。
ビートルズもそうですけど。
だから生きている間は、そういうものを生み出すのに必死だし、身体がどんどん疲弊していくわけです。
あとは家族ですね。エルヴィスは家族を愛してるんだけど、現実が過酷過ぎて全然それが叶えられない。
とにかく壮絶で、愛に溢れた人生の荒波というものを見せつけられる映画でした。
物語のキーマンは、大佐と呼ばれるプロデューサーなんですが、これもまあ曲者です。ウィキペディアを見ると、大佐に対してかなり不満はあったけど最後までクビにしなかったと書いてありました。
映画を観るとその辺のこともなんとなくわかるような気がします。
だけどまあ大佐は酷い人でしたw
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